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初オフ会イン新橋(中編)


らがぷーさんと会ったオレはとにかくホッとした気分で胸をなでおろした。
だが、先にテーブルについていた彼の方が緊張していたことは間違いない。
その証拠にらがぷーさん。

すでに一人で生ビール頼んでる・・・・。

申し訳ない。
若干の手違いがあったとはいえ、主催者よりも緊張させてしまうとは。
そしてオレ達は自己紹介を交え、お互いの傷を舐めあうように語り合った。
いや、とにかく2人とも緊張してたのだ。
少なくとも1人きりにならなくてよかった。
まずは料理でも頼みましょう、とオレはメニューを手に店員を呼んだ。
調子のよさそうな茶髪の兄ちゃんがオーダーを聞きにくる。

何にしようか・・・・。
こういうとき友人とならどちらかが先陣を切るだろう。
だが、オレとらがぷーさんではまだその辺のバランス感覚がわからない。
2人がお互いをけん制しあっていたその時。
茶髪の店員がいいタイミングで声をかけてくれた。

店員:「焼ギョーザがおすすめなんですよぉ。おいしいですよぉ(^^)」

オレ:「あ、じゃあそれを一つ。」

調子のいい店員が口火を切ってくれたおかげで頼みやすくなった。
んーと、じゃあ後は何にしようかな・・・・・。
オレは刺身が好きだから生のが欲しいな。

店員:「生だったら今日は生カキがおいしいですよぉ(^^)」

オレ:「あ、じゃあそれももらいましょうか。」

店員:「後はねぇ、モツ鍋!これは絶対おすすめです(^^)」

らがぷーさんと相談してモツ鍋も頼むことにした。
しかしモツ鍋と生カキは若干の時間がかかるらしい。
それまで焼ギョーザだけじゃ寂しい。
ということで、もう一品くらい頼もうかという話が出た途端。

店員:「じゃあねぇ、さつま揚げがいいですよ。これもおいしい!(^^)」


もうそれでいいや。


結局お前が全部決めてんじゃねぇか。
変な奴だ、ホント。
などと思っていた時、オレの携帯メールが。

「30分ほど遅れます。」

・・・・・・・・・キタ。
これはもう一人の参加表明者、単複さんだ。
オレは早速らがぷーさんにそれを伝える。
2人きりじゃなかったと。
フルメンバーがそろうのだと。
これだけでもう今日のオフ会はオレにとって成功だ。
オレが3年近くかけて育ててきたプロ道。
宣伝活動などした憶えはほとんど無い。
検索サイトで偶然見つけたとか。
何気なくWebRingやジオシティーズの近所をのぞいてみたとか。
そうやってたまたまここに流れ着いた人が少しずつ見守ってくれた。
そんな中で突然の東京オフ会という無理な誘いに2人も来てくれるのだ。
こんなにうれしいことはないではないか。
らがぷーさんと仕事の話など交わしながらオレは本当に恵まれた時を過ごしていた。

それから少し時間は流れ、そろそろ単複さんが来るころかと思っていると。
一人の女性が入ってきて、なにやらキョロキョロ。
挙動不審な感じで店員に何か聞いている。
これは紛れも無い

プロドー社員の挙動だ。

もうここまでくると店員も慣れたものである。
プロドー株式会社は社員同士がお互いの顔を知らないのだとわかってくれていた。
即座にその女性はこちらの席に案内される。
え?
だけど単複さんて女性なの?
本名から絶対に男だと思ってたけど。
まあ、とにかく座ってもらって話を聞こう。

ふむふむ。
えりさんですか。
え?何?
と、飛び込み?

飛び込み参加ぁああ〜〜〜〜!?!?

きた!
女神きた!!
うぉっ、信じらんねぇ。
マジで突然来る人なんているんだ(ぉぃ)。
やったぜ、おい。
勝ったも同然だよ、これ(何に?)。

オレもらがぷーさんもテンション上がりまくり。
予想外の女性の参加ということでなんかこう場が一気に引き締まった感じだ。
えりさんは今まで一度も掲示板にすら書き込んだことないとのことだ。
相当の緊張の中、それを乗り越えて来てくれたらしい。
いやはや、ありがたい。
名刺交換などしながら徐々に緊張を解きほぐすオレ達。

さぁ、いよいよ盛り上がってきたというその時。
一人の男性がフラリと入ってきてキョロキョロ。
店員を捕まえて何か聞いている。

はい、単複さんいらっしゃい。

もう聞かないでもわかります。
んで店員もわかってるみたい。
はいはい、プロドーさんねって感じ。
なぁんとなんと。

テーブルの4つの席が埋まった!

なんだおい、座敷でもよかったんじゃねぇのかよ。
と急に強気なオレ。
しかしてこれで。
今日のオフ会は万全の体制を迎えた。
最高の思い出がこれから繰り広げられる。


後編へ続く




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