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職探しプロジェクト(第7部)

〜 は、話が・・・ 〜



さて、先日社長との話し合いに行ってきたわけだ。
議題はもちろん有給消化について。

さっさと仕事を終わらして我が社へと電車で向かう。
そう、今はまだ自分の会社。
しかしもうすぐそれも過去の思い出となる。
やはり感謝の気持ちは消そうとしても消えない。
不満ももちろんある。
あるから辞めるわけだ。

だがオレは一昨年のことを思い出す。
そう、ハローワーク。
まともな仕事など紹介されなくて当たり前だ。
オレが仮に経営者だったとしてもあの時のオレは取らないだろう。
何が「何にもできないけど頑張ります!」だ。

少しくらい頑張ってから来い。

全く、この不届き者め。
まだまだ社会の厳しさを分かっとらんのだ、お前は今も。

そんなオレが何とか経験を積んでより自分の希望する職種を求めて旅立つ。
そのきっかけ、努力する場所を与えてくれたのは紛れもなく今の会社だ。
やはり感謝、感謝である。

さあ、会社に着いた。
中に入り社長とさっそく話し合う。
有給消化、どのようにすべきか。

話し合う。

話し・・・・。


なんか話がおかしくね??

なんか会社のこの先の方向性とか、何それ?
いや、そりゃ頑張って欲しいけど。
・・あの、有給・・・・。

え?
オレの目標?
だから前にも言ってるようにとにかく今は技術を追求できる仕事を・・・。

難しいって?
なかなか無いって??

いや、知ってますよ。
どこも目先のお金を拾うのに精一杯だろうから。

それでも何とか自分が燃焼できるものを見つけようと頑張ってるんだから。
その結果達成しようがしまいが今はいいんだって。
とにかくやりたいだけだから。
努力したいだけだから。

え??
この会社がそんな仕事を見つけてくれるって?
頑張るって?
うれしいけど・・・多分無理でしょ。
今までずっと待ってたもん、オレ。
こっちが何も言わなきゃずっと今の出向先に落ち着かせるつもりだったでしょ?
オレが文句言い始めたらバタバタと動きもあったけど。
そりゃ給料も上がったけど。
それでまたダンマリじゃないっすか。
根本的な不満は無くなってないのに。
もう待ちきれないっす。


全てオレの心の声である。
その殆どは口に出していない。
自分が人生をかけた会社になら別だ。
オレも必死で、嫌われる覚悟で会社に物申すだろう。
しかしオレの中では完全にけじめをつけた、辞める会社だ。
あえて最後に嫌われるようなことはしたくない。

オレはあくまで当たり障りのないようにその場を濁した。
そして本来話すはずである有給の話に持っていく。

だがここまで引き止めてくれる気持ちはありがたい。
「出向先から帰ってきたら有給だけ消化して辞めます。」
とはなかなか言い出しにくくなっていた。

オレが出した妥協策。
10月末に出向先の契約終了。
11月からとりあえず有給消化。
技術鍛錬、猪突猛進の日々(パチスロには行くな、気をつけろ!)
そして11月後半、有給が終わると社内に勤務。
年内を目処に仕事をして、きっちりと終了。
晴れて年末退社(と同時にボーナスGET!)

早く次のステージに進みたいが、家族のこともある。
まあこのあたりで行こうかなと。

続く...


今日の一言

社長、今後もよいお付き合いを<(_ _)>

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