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職探しプロジェクト(第6部)

〜 27人で億に届く 〜



しばらく転職のことばかり考えていたのでうっかり忘れていた。
先日、嫁から携帯に電話がかかってきた。
会社から家に一通の封筒が送られてきたそうだ。
なぜわざわざそんなことを電話で伝えてくるのか?

オレは瞬間的にその意味を察知した。
嫁もまたそれをわかってわざわざ電話してきているのだ。

そう。

ボーナスだ。

間違いない。
オレはその電話を適当に濁した。

オレ:「さぁ、なんだろうな??こんな時期に。」

こんな時期にってそれ半分言っちゃってるようなもんだし。

さて、少し緊張しながら家路についた。
辞める、といってしまった社員に果たしてボーナスはいくら出るのか?
会社の本音としてはあまりあげたくないだろう。
所詮いなくなってしまう人間だ。
だが会社としての面子もあるはずだ。
辞めると言ったらあからさまに額を減らされたと思われるのもうれしくないはずだ。
悪い噂がたちかねない。

などなど考えながら我が家へ。
さっそく2人で封筒をあけた。
いや、正確には嫁が開けた。
オレは横で待っている。

これはうちのしきたりで給与関係の封筒は必ず嫁が開けることになっている。
嫁が十分に驚いたり、喜んだり、がっかりしたあとでないとオレは額を拝めない。
オレは嫁のリアクションを見て前もって大体その額を知るのである。

その嫁の反応はどうだったかと言うと。
微妙・・・。
いうなれば普通だ。

その額、30万。
冬のボーナスは3月に追加で支払われた分を合わせると50万だった。
今回も後に追加で支払う可能性があるとの通達があるにはあった。
しかしその頃はオレはもういないかもしれない。

月25万の給料。
そしてボーナスが夏、冬合わせて80万。
年収380万か。
その昔、軽々しく年収1億とか言ってたオレが情けない。

とりあえず世話になっている嫁の家族に焼肉をおごってオレのボーナスの使い道は終わった。
あとは全て貯金だそうだ。
そもそも給料だけでは生活がままならないから貯めれるときに貯めないといけないらしい。

すまんなぁ。
オレ、頑張るからな。

急げ、オレ。
オレの人生も嫁の人生も有限だ、そのうち終わる。
でもあせるな。
あせると冷静な判断ができずに失敗する。
あせらず、急げ。
そして楽しめ。
その過程を楽しく感じる自分でい続けろ。

続く...


今日の一言

またしばらく禁パチスロだな
(負けて金がないという説が有力)


は、話が・・・
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