最近リーダー論なんてものを少し目にするようになっている。 当然そんなの昔から存在してるんだけど。 オレが最近意識するようになってきた、ということだ。 きっかけはもちろん取締役就任というイベントがもたらしたのだろう。 今まではただ技術者であればよかったのだ。 それがそうも行かなくなってきた。 プログラマからSEへ、さらにプロジェクトマネージャへ。 これはごく自然な流れである。 やはり上流工程がプロジェクトの成否を決める。 下流工程のプログラマよりも重要なポジションを占めているのだ。 だが、オレは当初から一流のプログラマにこだわり、目指してきた。 今でもその考えは間違ってないと思っている。 確かにプログラマの作業は足し算的だ。 1という数字をコツコツと10回積み上げて初めて10という成果になる。 それに比べてSEやプロマネは掛け算的。 10の労働力に対して10の指示を与えて100の成果を出す。 だから大企業などでは最初からSEやプロマネとして社員を教育するらしい。 効率の悪いプログラミングなどにあまり時間を割かない。 だが、オレが思うにその思想は間違っている。 足し算のできない掛け算マニアを生み出すのでは、と考えている。 あくまで上流へのシフトは自然発生的に、必要に駆られてすべきだ。 これがオレの思想であり、だからこそ進んで技術を身につけてきた。 何より上流工程の仕事っておもろない。 全く面白くない。 確かに開発をスムーズに進めるためには絶対に必要な工程である。 この必要性を肌で感じ取っていないと真面目にできない。 何のためにサラリーマンになったんだと自問自答してしまうだろう。 さらにオレの上流工程へのシフトを悩ませる理由がもう一つある。 それは。 プログラマーへの道じゃなくなってしまう。 このサイトのタイトル変えなきゃならんじゃないか。 実はここが一番悩ましい。 皮肉なことに、これが上流工程で失敗した顕著な例なのだ。 ホームページのタイトル「未経験27歳プログラマーへの道(イバラ)」。 これはこのサイトを立ち上げる時に決めた。 いわば一番上流での決定事項である。 この時点でオレがここに書き込むことは全てプログラマに方向付けられたのだ。 SEやプロマネとしての書き込みは許されない。 ましてや取締役なんてのは本当は言語道断だ。 ここは将来的な変化をある程度予測して汎用的な名前をつけるべきであった。 例えば 未経験27歳、技術者への道(イバラ) これならよかったんじゃないか。 これだったらSEでもプロマネでも何でも許されるはずだ。 ん、待てよ。 しかし、今回の取締役となると少しずれるな。 もう少し幅を広げる必要がある。 未経験27歳、IT業界への道(イバラ) これならどう転んでも大丈夫。 取締役でもいいしオーナーになってもいい。 しかし、もしこの先オレがIT業界を飛び出すことがあったら・・・。 そこまで対応するにはもう一工夫必要だ。 未経験27歳、とにかくがんばる道(イバラ) 「がんばるみち」ではない。 「がんばるどう!」と読ませて多少ダジャレっぽくする。 ウケを狙いつつどんなフィールドにでも対応できる。 だがしかし、こうなっては何のサイトかわからない。 何が未経験なのかも意味がわからない。 イバラって何よ?みたいな意見も出るだろう。 ・・・難しいじゃないか、上流工程。 将来の変化を予測しながら、絶妙なさじ加減で調整しなければならない。 変化に対応しすぎてはいけないのだ。 なんか話がそれにそれまくっている間に長くなった。 今回目的だったリーダー論は次回書くことにしよう。 続く... 今日の一言 めんどくさいからタイトルはこのまま |