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起業準備

〜 蝉丸を探せ 〜



自分が学んできたITの知識を生かして商売をする。
それがオレの当面の目標となっている。
ではなんの商売をするのか。
これが一番重要なのだ。
最近オレはある一つの結論に達した。

受託開発では稼げない

ということだ。
オレは前回のバイト開発でとことん思い知らされた。
いつまでたっても決まらない仕様。
次々入る修正。
顧客が要望をきっちり伝えていなかったが故に出た不具合をバグと言われる。
しかも2次請け、つまり直接受注したところから仕事をもらった形だ。
あまり強気にものも言えない。
これではまともな利益は出ない。

もちろん直接受注してしっかりとしたプロジェクト管理をすれば少しは違うだろう。
だがオレの感覚ではそれでも苦しい商売だと思う。
勘違いしないで欲しいのは「受託開発」という仕事は今後もなくならない、ということ。
その中で優秀な結果を出す人はそこそこ報われていくのだろう。
だけどそれもある程度だ。
多くの人々が期待しているような「儲かるIT業界」。
受託開発の世界にはもうそんなもの無くなってしまっているのだと思う。

では何故だ?
以前のITバブルというのは何だったのだ?

オレが思うにそれは不均衡だ。
以前のIT業界にはバランスの歪みが存在した。
あるシステム開発を発注するとき。
それが大体いくら程度の価値のあるものなのか客側がわかっていなかった。
だから1千万円です、と言われれば払うしかなかったのだ。
恐らくその値段は今の市場価値から言えばずっと高い金額だったろう。

だが、そんな儲かる業界に周りが目を付けないはずはない。
ここぞとばかりに色んな企業や個人がIT業界に殴りこみをかける。
オレみたいな人間もその一人だろう。
そしてそこに競争が生まれた。
市場原理により適正な金額が定められ始めたのだ。
いや、逆に儲かるというイメージに釣られて人が集まりすぎた。
そのために今では熾烈な値下げ競争の結果不当に安い金額になっている。

いつの世の中もそう。
公務員は楽で安定したおいしい職業。
それもバランスが崩れていただけだ。
今では人件費1割削減、郵政民営化など徐々にバランスの修正が働いてきている。

「あっちの水はおいしい。」
そんな噂を聞きつけて集まってくるような者がおいしい思いなどできるわけがない。
一歩も二歩も遅いのだ。

天才ゴルフ少女・宮里藍。
もちろん彼女の才能と努力が第一に評価されるべきではある。
だが、彼女が幼少の時からゴルフに打ち込める環境を作った家族が次の功労者だと思う。
その行動が回りよりも早かったから彼女は抜きん出た天才となった。
だが、やはり出てくるのだ。
ゴルフ業界では最近天才少女という言葉をしょっちゅう聞く。
今ならうちの子も天才少女に、と思った親が英才教育を施すのだろうか。
もしかしたら宮里藍に勝るとも劣らない才能を持った小学生がゴロゴロいるのかもしれない。
であればその子たちが成長したとき抜きん出るのは難しい。
なぜなら今であれば天才と呼ばれる存在が一度に何人も台頭してくるのだから。

オレは思う。
天才少女を目指すのならば今はゴルフではない。
もちろん学校の勉強でもない。
あんな一番競争率が高いとこで勝負するのは無謀だ。
だからといってマイナーすぎる分野では注目も浴びずに終わってしまう。

天才カバディ少女現る!

新聞の一面にこんな見出しが躍ることはまずあるまい。
カバディは駄目だ、まだ早すぎる。
メジャー過ぎずマイナー過ぎず、この判断が難しいのだ。
バドミントン?
いや・・・・・百人一首か。
天才百人一首少女、これだ!!

・・・まぁ・・・・どうでもいいか、そんなもん。


話は戻って、ではIT業界は終わってしまったのか?
いやいや、そんなはずはない。
この業界そのものはこれからも大きなビジネスチャンスを生み出し発展していくだろう。
ただそのチャンスが受託開発にはない、とオレが個人的に感じているだけなのだ。
大企業がなりふり構わず勝負してくる世界だ。
ゴルフ一家がハイハイを始めた赤ん坊の頃から少女に英才教育を施しているようなもの。
その天才少女に対して最近ようやくクラブセットが集まりかけているオレ。
まだパターが足りない。
一体どうやって勝てというのだ。

やはり、新しいサービス・製品を生み出し、オレにとっての百人一首を探すしかない。
オレの百人一首、一体どこにあるんだ。

続く...


今日の一言

そもそも百人一首でいいのか?

ウソリューション
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