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前回プログラマとしての復活を予告したオレ。 しかしいきなりその難しさを身にしみて感じている。 プログラマを辞めてからの1年間。 その重さを今更ながらに感じているのだ。 プログラマではできない経験をしたことは確かだ。 トータル的に見てプラスだったことには違いない。 だが、こと技術に関してはこの１年は空白だったともいえる。 今、世の中はWEB2.0とかAjaxなどという新しい技術潮流が出てきた。 それらの中には今までなかったような魅力的なサービスを生み出しているものもある。 これらはオレがプログラマを辞めてからの動きだ。 オレはその存在は知っていても自分でそれを作り出すレベルにはない。 まずこの状況を何とかしなければならない。 ソフトウェア事業の公募に当選するという目標がある。 しかし自分は今それができる場所にいない。 やるべきことはあるが仕事もある。 こうなると頭がこんがらがってきて何処から手をつければいいのかわからない。 ちょうどオレは今「帯状ヘルペス（帯状疱疹）」という病気の静養のため会社を休んでいる。 この機会に頭を整理した方がいいようだ。 一番の問題は何か。 それは ・勉強やアイデアを考えるための時間が足りない 全てはここに集約されると思う。 時間を作るために何が問題なのか。 それは今の仕事だ。 基本的に残業もなく楽な仕事といえばそうなのだが２つの問題がある。 １．通勤時間が片道１時間半かかる ２．仕事内容が本来の目的に繋がらない 何よりも２が大きい。 開発者のころは仕事をすることが技術の勉強になりアイデアの源泉にもなっていた。 しかし今の仕事をどれだけ頑張ったところで技術的な成長は少ない。 確かに営業手法や会社組織の勉強にはなる。 いつかオレが自分の会社を持ったときに今の経験は大きな財産になるだろう。 だが、今の今、オレが求めるものはそれではなくなってきた。 ということはやはり、仕事を変えるという選択肢を考えなければならない。 そしてそこでまた問題がある。 ・嫁に提示されたノルマ、手取り４０万 仕事を変えることは前々から計画していた。 いきなり嫁を驚かさないように少し前フリはしていたのだ。 そうなると当然収入は減ると思われるが、そこに嫁が伏線を引いてきたのだ。 月の手取りが４０万を下回らないこと。 これがその条件である。 手取り４０万ということは額面では５０万近く必要だ。 となると年収６００万だ。 開発者として６００万の年収を得るのは難しい。 ＳＥよりもプロジェクトマネージャーくらいの上流にならないと無理じゃないか。 仮にプロマネとして採用されたとしてもそれはそれでまた目的が違う。 あくまでプログラマレベルの下流工程で仕事をすることで技術を身につけたいのだ。 せいぜいＳＥくらいが限度だろう。 変にプロマネになるくらいなら今の会社にいた方が収入的にもマシということになる。 これは困った。 今の会社に入るときに予感していたリスクが具現化した。 オレのようなベンチャー志向の人間にとって。 収入が上がるということはこんな弊害を生むのだ。 ずっと手取り２０万だったらこんなことでは悩まなかっただろう。 収入をある程度維持したまま時間の確保をする。 この命題をクリアしない限り前には進めない。 とりあえず取れる手段は資格取得を一旦やめることだ。 今の会社で今年の目標としてＭＣＰを２つ取得することを表明した。 ずっとほったらかしていたので今まで全く手をつけていない。 しかし、これを取得するかどうかでオレの来年の年俸に影響があるわけだ。 オレは残り２ヶ月でこれを取ってやろうと思っていた。 しかし、今はそんなことをしているべきではない。 多少年俸が少なくなったとしてもその２ヶ月を自分の目的に消費したい。 ガムシャラに資格をかき集めていた考え方を改める時が来た気がするのだ。 もちろん時間が余っていたら別だ。 好きなだけ資格を取ればいいし、実際そうしていた。 しかし今は取得するに価値のある資格を最低限取得するようにしなければ。 情報処理試験では前回アプリケーション・エンジニアで始めての不合格を味わった。 いつものオレなら悔しくて絶対に次でのリベンジを試みるだろう。 しかし、今はあえてその負けを飲み込んで本当の勝ちを取りにいくべきではないか？ 今このタイミングでの病気療養。 神様が今後の戦略会議の時間をくれたのだと思う。 もちろん神様なんてもんは信じちゃいない。 神様というか言うなれば未来のオレ自身、いやオレの理想。 目の前の損得とか、気分なんかに流されかけているオレに対して。 「そこの判断を間違うとオレみたいになれないぞ。」 って語りかけてるようなものだと思う。 続く... 今日の一言 今まで何回判断を間違えたんだろう・・・ |