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起業準備

〜 一息ついて、我思う 〜



バイトで行っていた開発案件がようやく収束に向かっている。
とりあえず作るものは作った。
後は結合テストでのバグ修正のみ。
まあ色々出てくるだろうけど今まで程はしんどくないだろう。
これでやっと先週末書けなかった進行状況を書くことができる。

ハァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・。

この激動の2ヶ月を振り返ると、少し怖くなる。
何かというとだ。
一応最近は起業するというテーマで日々精進していた。
興味のなかった週刊ダイヤモンドを読んだり。
株価に興味を持つために購入を検討したり。
自分の中の変化というものを確実に感じていたのだ。

それがどうだ、ここ2ヶ月。
特に最後の1ヶ月。
そんな起業のことなんて頭からかんっぜんに飛んでいた。
本も全く読まない。
そりゃそうだ、いつも本を読んでた通勤時間に開発してたんだから。
毎日毎日、仕事から帰ると開発。
土日はもちろん一日中家で開発。
あの難しい処理のSQLをどうやって書こうか?
そんなことばっかりいつも考えてた。

ダメだよ。
これじゃダメなんだよ。
生活に、心にゆとりが全くない。
新しいアイデアや発想なんてのはゆとりから生まれてくるもんだ。
それは音楽やってたときもそうだった。
さぁ、曲書かなければ!
なんて追い詰められた気持ちでやっててもいい曲なんてできない。

高校の授業で聞いたことがある。
ギリシア文化は奴隷制度の賜物だと。
オレは社会は嫌いだけどギリシアは好きだったから憶えてる。

「万物のアルケーは水である。」

これはタレスというおっちゃんの言葉だ。
アルケーとは根源のこと。
全ては水からできているという意味だ。
んなわきゃないんだが、この大胆さがいい。
言いきっちゃうんだから。
さらにこの言葉の本当の凄さは別のところにある。

現代の人間ならばきっとアルケーは原子だとか分子だとかいうのだろう。
だがこのタレスというおっさんは紀元前の人だからそんなもの知らない。
知らない、ということが凄いのだ。
原子の存在を知らないのにも関わらずだ。

全てはある同じ物質からできているはず。

この結論に考え至ったのだ。
やはり凄い。
そしてその凄さを生み出したのが奴隷制度だということだ。
この時代のギリシア人の富裕層は生活や身の回りのことを奴隷にまかせていた。
で、本人達は何をしていたのかというと。
来る日も来る日も絵を書いたり哲学的なことに思いふけっていたのだ。
だからあれだけの文化が完成した。

オレは当時、個性あふれるギリシア文化に非常に興味を持ったものだ。
なにせギリシア人にとって神様は絶対ではない。
神様が浮気したり殺人したりする。
その人間臭い発想が大好きだった。
ギリシアはオレにとって唯一熱中した社会科の勉強だったのだ。

・・・まぁ。
とは言っても飽き性なオレのこと。

「アルケーなんて有るけー。」

この程度の言葉が当時のオレが生み出せた最高の文化だったが・・・。

ギリシアはおいといて、結局そういうことだ。
目の前の仕事だけに縛られるのは絶対に良くないと感じた。
不思議に思う、疑ってみる、創り出す。
こういった頭の活動が確実に少なくなる。
目の前の処理をこなすことが最重要事項になっているからだ。

目先の利益を求めて余暇を減らす。
これはオレにとって大きなマイナスであると気付いた。
初めてそれに気付いたというメリットがあるから今回はチャラとしとこうか。

続く...


今日の一言

だって本っっっ当に疲れたんだ・・・・

生きていた証拠
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