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起業準備

〜 不調は続くよどこまでも 〜



何を作ろう。
オレは一体何を作るべきか。

最近ずっとこんなことを考えている。
ただ一日中ずっとこれを考えるわけにもいかない。
オレたちサラリーマンは何よりも仕事に人生の大部分を費やさなければならないのだ。
仕方がないことだが、オレにとってこれはとても悲しいことだ。
常にクリエイターでいたいと思っているオレにとって。
何かを生み出そうとしている時間の有意義さを思い出してしまったからだ。
何時間も考えてよさそうなアイデアが浮かんだこともあった。
しかし、それを実現するための壁が次々と思い浮かぶ。
また、それが本当に最善のアイデアかどうかもわからないからとりあえず保留にする。
そうすると何時間も考えたアイデアは結局お蔵入りとなる可能性が高い。

普通ならこれを時間の無駄だった、と思うのかもしれない。
しかしオレはそうは感じない。
そのアイデアのために使ったエネルギー、情熱、想像力。
そんなものが自分の中に蓄積していくような気がするのだ。
だから思いついたアイデアが実現できないことは特に気にしていない。
ただ、今悩んでいるのは。

オレのアイデアが面白くないこと。

オレの行動原理、生きる力の源泉。
それは単に面白いかどうか、だ。
自分が面白いと感じるかどうか。
他人が面白いと感じるかどうか。
ここさえクリアしていればオレは最大の力を発揮できる。
だが、悲しいかな。
最近のオレのアイデアは面白さに欠ける。
そこで、なぜ面白くないのか考えてみた。

ソフトウェアやサービスが流行するには2つのパターンがあると思う。
まず、一つ目。
技術的に新しい試みはないがサービスの中身が革新的なもの。

今で言えばミクシィなんかがそれにあたるだろうか。
2ちゃんねるなどもそうだろう。
特徴的なのはこれらと同じサービスは作ろうと思えば結構簡単にできる。
だがミクシィ以外のSNSはイマイチ流行していない。
2ちゃんねる以外の匿名掲示板も2ちゃんねるほど人を集められない。
いろんな理由はあるだろう。
だが、最初に流行って人を集めてしまったことが大きな要因だと思う。
こういうのはスピードこそ命なのだ。

そしてもう一つのヒットのパターン。
技術的な革新の上に新しいサービスを展開しているもの。

この分野では今Googleほど勢いのある存在はないだろう。
Googleが最初に成した偉業は検索技術の革新だった。
実はその当時、検索サイトをビジネスにするなんてもう遅すぎると言われていた。
だが、Googleは検索技術をとことんまで突き詰めた。
その結果、Googleの検索はそれまでの検索とは全く違うものに仕上がったのだ。
その後もGoogleは小さな技術革新を起こしながらサービスを提供し、成功してきた。
このタイプの成功は一つの特徴を持つ。
技術的な革新を土台にしているが故に、何を作ったとしても世界で最初のものになる。
すなわち一つ目のヒットパターンに必要なスピードというものを必然的に満たすのだ。
そして、オレが本当に心の底から幸せを感じれるのもこのパターンを作れたときだ。

オレも3年のサラリーマン経験で徐々に企業というものが分かってきた。
その経験を元にした想像から言おう。
マイクロソフトで働いたとしても、恐らくオレはそのうち辞めるだろう。
面白くないからだ。
自分で起業したほうが絶対に楽しい人生になるという確信がもてる。
しかし、Googleならば一生働くかもしれない。
それほど「面白さ」を感じさせる企業のような気がする。

わかった。
オレのアイデアが面白くない理由。
それは技術革新を土台にしていないからだ。
別にGoogleのように大規模なものでなくていい。
ほんの一つまみのスパイス程度でいいのだ。

そうなると、やはり最新の技術動向くらいは知っておかないと。
今何があるのかを知らないと自分のやっていることが新しいのかどうかわからない。
今の時代にブラウン管テレビを発明しても無駄なのと同じように。
世間には液晶テレビが流通していることを知らなければならない。

なるほど、なるほど。
自分の問題点が見えてきた。
こうなるとオレは強い。
自分のダメなところに気づいて落ち込む人もいるが、オレは逆だ。
間違えた問題だけを勉強したら次のテストでは100点が取れる。
一番恐れるべきは自分の至らないところに気づかないことなのだ。

こんなこと書くと偉そうだけど。
自分はちゃんとやっているのに結果が伴わない、と愚痴を言う人がいる。
ていうか、オレの知り合いにいる。
そんな人はたいてい心の中で家庭環境とか、友人とか、上司のせいにしている。
そういう空気がありありと伝わってくる。
もちろん環境の差は絶対にある。
でも、オレから見るとそいつ自身にも十分な原因があるのだ。
ただ、自分でそれに気づいていないだけである。
指摘したって嫌われるだけだから、よっぽど大事な奴じゃなきゃ言わんけど。

オレ自身も、まだまだダメなところはたくさんあるだろう。
それはこれから気づいていかなければいけないが、とりあえず一つ気づいたわけだ。
すぐにオレは世間の技術動向を知るためにネットの著名人たちのサイトを徘徊した。
そう、毎度のごとく仕事をほったらかして。
と、ここでまた気づいたことが。
やっぱり彼らは手を動かしている。
新しいアイデアや、技術。
そういったことに対して惜しみなく自分の手を動かして小さな成果物を作っている。
その技術が本当に伸びそうであれば協力者を集めるのであろう。
しかし、その可能性を探るために、みな自分の手で作っているのだ。
きっと、その過程が次のアイデアを生むのだろう。

オレもやらなければ。
ジオシティーズの日記が使いにくい、とか。
ライブドアブログもやっぱダメだ、とか。
そんなこと言ってるのなら技術者だったらブログくらい作れと。
この進行状況の更新も毎回毎回HTMLタグを手打ち。
しかもTOPページのリンク更新とか定型的な作業を毎回やってる。
そんなもんとっとと自動化してしまえ、と。
自分が仕事で学んだ知識・経験を仕事のためだけに使うなんてもったいない。

あ〜ダメだ、ダメだ。
もう一度生まれ変われ、オレ。
不調を技術で乗り越えろ!
よし、Rubyの勉強すっぞ!!

続く...


今日の一言

なんでRuby??

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