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起業準備

〜 嵐よ吹け 〜



4月早々。
東京本社から社長が来て、前年度の総括を話した。
売り上げはけっこう悲惨な状況。
何人もの人が役職を外されたり、降格された。
しかし、クビになった人はいない。
社長の言葉をそのまま書くと

「社長と部長全員がクビになってもおかしくない状況」

とのこと。
それでも一人もクビにしないという異例の措置に落ち着いた。
オレはホッとしたような、なにか肩透かしを食らったようなそんな気分だ。
どうせなら激動の人事の嵐をこの目で見てみたかった。
不謹慎だがこれは本心だ。

自分がすぐ辞めるからって勝手なこと言いやがって。
こう思うだろうか?
だが、実はそこはあまり関係ないのだ。
オレは自分から行動を起こすことがあまり得意ではない。
だが、行動することそのものは大好きなのだ。
潜在的にいつでも行動したがっている。
だが、きっかけがなければ自分でそのきっかけを作ろうとまではしない。
だから自分の会社が潰れるなどというイベントは大歓迎なのだ。
腰の重いオレでも行動せざるを得なくなる。

会社を辞めるかどうかという話だけで言うと。
オレは今ますます会社を辞めにくい状況に追い詰められている。
実は先日、うちの嫁がウン百万円の買い物をした。
今流行のリフォームだ。
親戚の持ち家を少しリフォームしてあげる。
その代わりに、そこからの家賃収入の一部をもらうという。
そんな投資なのか身内救済なのかわからない中途半端な出費だ。
出資額を全て取り戻せるのは10年後。
はっきり言って割りに合いません。
しかも今から10年って。

モロにオレの仕事上のピークとかぶってる気がする。

オレが仕事を辞めた後の生活費として。
その後の起業資金として当てにしていた金は大幅に削り取られた。
もう少し金を増やさなければ厳しい。
そのためには今の仕事をもう少し続けなければいけない。
今、「君はクビです」なんて言われたらはっきり言って困る。
そんな状況になってしまったのだ。

でも。

それでも。

それでも、オレは思ってしまうのだ。


クビになりたい。


クビになれたら迷わず飛び立てる。
自分に甘いオレにはイベントが必要だ。
止むに止まれぬイベントが起きたら、オレは初めて目覚められる。
そして、鳥のように大空に飛びたてるのだ。


ただし、その鳥に首はないが。


つまらんこと言ってる場合じゃない。
どうにかしないと。
一生プログラマーという目標に向かって走り出したオレの技術者人生。
その第一の節目は35歳の時と決めている。
これは初めて書くことだが。
オレが35歳を迎えた時には技術系の著書2つや3つは持っている計画を立てていた。
今は思い描くゴールが若干変わったので、そうはならないだろう。
しかし、35歳のオレがオレらしく生きているために。
やはり同じくらい高いハードルをクリアしている必要がある。

時間はそれほど残されていない。
はっきり言ってやるしかないんだ。
なのに、そこに向かってイマイチ飛び出せないオレがいる。
だからオレは頼むんだ。
誰でもいい。
神様でも仏様でもサイババでも、細木数子以外なら誰でもいい。
オレをクビにしてくれ。

続く...


今日の一言

なんちゅう他力本願・・・・・・

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