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確定!続・大阪物語(第14部)

〜 Shock! An kill I death(職安嫌いです) 〜



さて、ようやく休日の土曜日。
職安に行く日がやってきたわけだ。

オレは今は引越ししているから最寄の職安は前のとこではない。
しかし。
オレはあえて前に行ったところに行くつもりだ。
あんのおっさん達の顔を拝んでやろうと思ってるからだ。
て言うか何しに行くんだろ、オレ。

まあいい、取り合えずあの時と同じように指輪にネックレスにブレスレットをした。
髪の毛も少し茶色い。
しかしあの時とは少し違い、実はこれ、白髪染めなのである。
仕事を始めてからというもの、すごい白髪が増えて困っている。
プログラムを組んだり新しいことを勉強しているうちに増えたのだろう。
何度も額を熱くしてきた努力の証というところだろうか。
逆に、仕事をする前はそれだけ頭を使わずに生きてきたということだ。

そうしてふと、感慨にふけってしまった。
あれから2年弱、なんとかここまでやってこれたよな。
結局全てのきっかけは今の会社に飛び込んだことから始まった。
やはり感謝、だな。
この2年を振り返って、ある程度やれることはやってきたと思う。

もちろん完全に満足しているわけではない。
当初計画していた自分の成長度合いからすれば80%というところだろう。
その原因はここ半年、自分でもわかるが必死さがなくなってしまったということ。
仕事上でわからないことが無くなってきて、人に教えることはあっても教わることが少なくなってしまった。
このままここで仕事を続けていくのに技術力を向上させるということの重要性がないのだ。

すなわちハングリーでない、ということだ。

だからこそ再スタートが必要である。
自分が持っている技術よりさらに高さ、広さを求められる場所。
さらにそれを平然とこなす人がたくさんいる場所に行かなくては。
そこでとことんプライドを傷つけられ、自分のふがいなさを再確認する。
そしてオレはそれを乗り越えるために、また自分の限界の力を発揮するのだ。

などと考えているうちにモチベーションは確保できた。
さぁ、後は行動するだけだ。
職安への道筋を確認するためにネットで検索した。
そして職安のHPを見てオレは一言もらす。


「あ、土日休みですか。」


なんだそれ?
転職する人は会社休めってか?

・・・・もういい。
もう職安やめた。

一度崩れ始めると投げやりになってどこまでも崩れ続けるオレ。
こういう性格がスーパープラス思考の根源でもあるのかもしれないが、今日は悪いほうに作用した。


「パチスロでも行こうっと。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ただいま。
さて、就職情報でも集めるか(泣)。

やはり人材紹介会社を利用していろいろ自分の希望を伝えるのが近道かな。
そう思いながらぼんやりといろんな会社の情報を見ていた。
もう職安に行くことはないだろうけど、職安の検索サイトでも探した。

そうするととある技術系のサイトからリンクされた会社が目に留まった。
会社のHPの中でいたるところに見られる「技術を追求する」という言葉に惹かれた。
社員数も多くなく、平均年齢が28歳という若い会社。
ベンチャー企業というものだろうか。

とてつもなく興味を持ち、心が動いた。
オレ、ひょっとしてここに行くんじゃないかな。
こんな予感が頭に浮かんだ。

2年前のオレならすかさず連絡を取って応募していたことだろう。
しかし今回のオレはそうしない。
やはり自分の人生に大きく関わる会社は慎重に選ばなくては。
結局自分と合わないから、とすぐに辞めるようなことになっては会社にも失礼だからだ。

これから人材紹介会社にいくつか連絡をとろうと思う。
本格的に就職活動を開始すると共にこれをもって「続・大阪物語」は終了とする。

次回より、就職活動の表と裏を赤裸々に描いた新章突入!

続く...


今日の一言

いや、仕事はまだあるんだけど・・・。

始まりはいつもダメ
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