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確定!続・大阪物語(第13部)

〜 悪いのは誰だ 〜



さて、就職情報を集めよう。
辞める時期をある程度決めてしまった。
ならばそれにあわせてスケジュールを組んでいかなければ。
何をしたらいいのか全然分からない。
取り合えず人材バンクに登録すればいいのか?
いや、まずオレはどこでどんな仕事がしたいのか、それを明確にしなければ。

ぼ〜っと業界大手の採用情報などを見てみる。
IBM、オラクル、NTT・・・・・。

おい、オレ。

採用されるわけないだろ。

そもそもこれらの大企業にオレが求めるような技術追求に没頭できる仕事はなさそうだ。
SEやPMなど上流工程の人材を求めている場合が多い。
確かに上流工程に方向転換して大企業にうまく滑り込めば安定高収入。
それはそれでいいのかもしれない。
しかし、オレの仕事に対するスタンスはあくまで自己実現の手段。
生活のためだけの仕事はなるべくなら避けたい。
となればやはりできるだけ技術追求に近づける仕事を選びたいのだ。

もしくは研究室のようなところに入れれば技術を追求できるだろうがこれがまた果てしなく過酷な壁がある。
まあ大抵は大学院卒を最低条件にしていたりする。
なんらかの分野で研究していて論文を書いたりとかそういう経歴が必要だ。
オレの傷だらけの経歴では書類選考を通ることはないだろう。
オレの履歴書などザッと見ただけで捨てられる。
いや、封すら開けられないかもしれない。

そして考える。
・・・・・・・。
・・・・・・・・ベンチャーか?
やはりベンチャーなのか?
大きな企業で技術重視となるとどうしてもオレは門前払いとなる。
それよりもこれから伸びていこうとするベンチャー企業でオレも共に伸びていくのはどうだ。
現実的な路線であると共に冒険家のオレに向いていそうな気がする。
ただその場合どの会社を選ぶか、ということが極めて重要である。
そこに全てがかかっているといっても過言ではない。
そしてここだ、と思った会社に自分も選んでもらえること。
確かに簡単なことではない。
だが転職という今後の人生を大きく左右するイベントだ。
これくらいは乗り越えなければ。

よし、とにかくできることから始めてみよう。
人材バンクに登録して人材斡旋会社に連絡を取る。
その後のことはどうしたらいいのか分からない。
求人誌なども見たほうがいいのだろうか。
はたまた企業の採用情報を見て直接連絡を取るとか?
まあ何にせよ・・・・

職安には絶対に行かない!!!

いや、勘違いしないで欲しい。
職安自体は有力な転職の手段の一つなのかもしれない。
活用できるのならもちろんしたほうがいいのだと思う。
ただ、オレはもう嫌なんだ。
この「進行状況」が始まるきっかけとなったあの時のことを思い出すたびに腹が立つ。
偶然最後にいい人に出会えたから救われたようなものだ。
1,2日目のおっさん達は最初から、そう、一目オレを見たときから。
すでにダメ人間を更生させる説教モードにはいっていたのだ。

確かにオレも悪かったかもしれないよ?
スーツくらい着ていったほうがよかったのかしれないよね?
シルバーのネックレスや指輪なんかも控えたほうがいいの?
髪ももう少し黒かった方が印象がいいのかも知れないよね?


・・・・・・・。


・・・オレ?
オレが悪かったのかな・・・・。
いや、だってバンド解散した翌日で世間の常識とかよく知らなかったし。

・・・・・・・・・。

えっと、来週あたり職安にも顔出してみようかな。

続く...


今日の一言

ということで「期待せず」行ってみます。

Shock! An kill I death(職安嫌いです)
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