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続・大阪物語??(番外編)

〜 モラトリアムにミュージカル 〜




ご存知の通り3月末で終わるはずだった勤務先が延長になった。
ふと、オレの中で予定していた短期の人生設計が半年ずれこんだ。
突然出来たこのモラトリアムともいえる期間を向かえ心は何か無気力。
ここに書こうと思うこともなぜかウマく表現できない。

オレはいつでもエンターテイナーでいたい。
オレの人生をネタにみんなで笑ってドキドキしてもらいたいと思っている。
それにはその人生を実践しているオレがドキドキしないことには始まらないのだ。

いけない、これではいけない。
オレは人生のクリエイターを目指すものとしてここで新たな試みに出ることにした。
何かネタは無いかと以前バンド時代に書いていた歌詞などを読み返してみる。
ぉ、ぉおお・・・・。
ラブソングなんてほとんど書けなかったオレが書いていた歌詞。
それはまるでオレが音楽に挫折することを知っていたかのようなものだった。
あの頃のオレの心の動きを予知していたかのような歌詞ばかり。
これだ、と感じだ。

よし、オレが音楽をやめてからプログラマになるまでの心の動きをもう一度書いてみよう。
いわゆる進行状況総集編とも言うべきものだ。
しかしこれではそのまんま、原作に追いついてネタのなくなったアニメ番組と同じだ。
そこでひとひねり、せっかく歌詞があるのだからミュージカル風(あくまで風)に伝えよう。
いけるんじゃないか???いけるだろう!
唯一心配事があるとすればだ。

こういう奇をてらった企画はまずもって失敗するということだ。

しかも歌詞に合わせているから話の展開が少し強引だが気楽に読んでみて欲しい。
ちなみにオレの英語表現は稚拙なため英語の部分は日本語で意訳をつけた。


〜 始まり始まり 〜


時は2002年8月。
自分の生きる糧を失ったオレは一時、全ての活動を停止した。
どうでもいい。
そう、それすらも、もうどうでもいいのだ。
オレは負けた、終わったんだ。
オレが弱かった、それだけのことだ。

テレビをつけた 出てきやがった
俺の望み100回かなう 全てを持った 才能ドロボー
悲しくなるな 悲しくなるよな
キュウリでさえあるんだってさ
旨いの 不味いの 良いの 悪いの
みんな みんな かなえてくれないんだ ふしぎなポッケが 俺にはない
my face is so BAD (オレの顔は変だし)
its action is BAD (表情もダサい)
mom and dad are BAD (父も母も全くダメで)
their son is so BAD (そいつらの息子が最悪だ)
BAD, is this?より

これでいい、決めていたことだ。
オレの人生にやり直しはない、負けたらそこで終わりだと。
しかし、何か釈然としない。
本能?開き直り?
なんだ?この心の隅っこに宿る生命力は?

昨日と明日は 生ゴミと化す
しかして 不安になるたび傷つけるも
俺には赤い、やはり赤い血が流れている
nifeより

オレにまだ歩けって言うのか?走れっていうのか?
なんにも無くなっちまったんだぞ!なんにもだ!

ふてくされ、天につばを吐くような気持ち。

・・・・はぁ。
・・・・きっと・・・・歩き出すんだろうなぁ・・・・オレ。

悪いのは誰かってことくらい 俺も知ってるのさ
奴らが騒ぎ立てるんだ 何か社会のせいだって
可笑しくて 泣きそうになったんだ
スピードジャンキーより

不安じゃないのかって?
不安だよ、決まってるじゃないか。
だからってどうすればいいんだ?
お前は解決法を持ってるのかい?

ハイリスクだ何だって 言うほどまだ何も持ってないじゃないか
苦い記憶に 過去に 捕らわれた蝶のように
果ててゆくのを待つだけじゃないんだ
誰だ 誰が お前が 此処にいる
それが 全てだ 全てを変えるんだ
Butterflyより

オレは進み始めた。
過去の全てを背負いながら、それでも未来に向かって。
あらゆる覚悟を心に決めて。
一人の人間が完全に生まれ変わった瞬間。

まだまだ輝いていなけりゃ
引き戻すのが泣けるほどに綺麗な過去でも
捨てるわけじゃない
過去は確かに僕の一つであって
ただの一つでしかないんだ
クロウより

・・・・だと言うのに。
あんの職安のバカどもが。
お前ら人間一人の人生を何だと思ってやがる!
危うくあきらめちゃうところだったろーが!!

かまわないでくれよ friend
捨て犬に注ぐ愛を 誰が求めているんだ
さわらないでくれよ friend
いつの日か僕の値段が あがったらさ また おいでよ
僕の場所だ keep on keppin' out (2度と来んな!)
KEEP OUTより

なんか大変だ ここはどこなんだ なんかやらなきゃな 追い出されそうなんだ
それは以外だ 知らなかったんだ なんか貯めなきゃな 仲良くもなれないんだ
お前が言うんだ 俺はちっちゃいって お前はでっかいって チビのくせに
いいんだよ好きに吠えてりゃいいよ
そんなん勝手にござれだけど
そばでやられちゃかなわんのよ
いつまでもガタガタいってりゃ ハリセン 10発だ!!
怒れる22より

オレはなんとか、どうにかプログラマになった。
そしてこれからも当分はプログラマでいられそうだ。
あの頃の、背中を刺すような不安は今はない。
しかし、生きていく上で人はやはり不安と向き合っていかなければいけない。
これからも何度か、オレには正念場がやってくるだろう。
そのとき押しつぶされない強さをオレは手に入れた気がする。

暗く寒い夜がやってくる
でも地球の裏はカンカン照り
君が知る不安や怖さは この場所だけのものなんだ
孤独より

続く...


今日の一言

やっぱ失敗かな(笑)



伸びる人間とは
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