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続・大阪物語??(第1部)

〜 今、すべきこと 〜




3月末までの契約で仕事をしているオレ。
それまでに今の仕事に一段落つけられればやっと京都に帰れる。

そのはずなのだが・・・・。
ここにきてなにか不穏な空気を感じずにはいられない出来事があった。
ある上司に呼ばれ、相談を受けた。
「今の仕事はどれくらいかかりそうだ?その次のこれは?」
とか
「例のプログラムの引継ぎ作業だけど・・・」
など将来的な話ばかり。
4月以降もオレがいるという前提の下に話をしているっぽい。
気持ちはうれしい、うれしいのだが・・・。
実はオレはもうここで仕事をしたくないと思っている。
これはもしかして現在の日本企業の多くに当てはまる話かもしれない。
そうではなくこの会社だけの話かもしれないし、はたまたオレの思い違いかもしれない。
とにかく聞いてもらおう。

今仕事をしている会社はオレの会社に比べるともちろん規模ははるかに大きい。
大企業とまではいかないが誰でも知ってる大企業のグループ会社である。
そのせいか社員はみな、妙にのんびりしている。
会社そのものは赤字なのに、である。
親会社がしっかりしてるから潰れることはないと思っているのだろう。

しかし企業という生き物は生き残らなければならない。
赤字という、生き物でいうところの「ご飯抜き」のような現状で企業が生き残るためには
リストラ
という選択肢を選ぶのは当然のことだ。
だがしかし、それができないようだ。
まず社員をクビにするなら派遣社員を減らせ、というのが常識的な意見だからだ。
それは当然だと思うが、でもこれもまたできない。
なぜならこの会社の社員にプログラマはほとんどいないからだ。
ほぼ全員SEなどの上流工程に携わる人だけなのだ。
もちろんプログラミングに精通している人はわずかである。
みなある程度のプログラミング研修を終えるとすぐにSEの研修に入っていくらしい。
企画、設計をする人はいるがそれを作れる人はいない。

ということでプログラミングの部分は派遣社員に頼ったり外部に発注せざるを得ないのだ。
中には設計に関わる部分まで丸投げするようなSEもいる。
その仕事をきっちりとこなして設計力が認められたとしよう。
だからといってオレがSEになれることはない。(今はなるつもりもないが)
SEは社内にあふれているからだ。

そういうプログラムを深く追求してこなかったSEの大多数は口を揃えてこう言う。
「大事なのは技術力じゃない。」
そういう方々にオレは問いたい。
「あなた達が売ってるのは何なのですか?」

例えば食べ物屋を経営するとしよう。
確かに一番大事なのはどこで、何を売るか?
といったような企画部分であったり広告、経費、もろもろの部分が占める割合が大きい。
しかし、結局最後にそれをいかにおいしく作るか、ということをおろそかにしてはいけないと思う。
情報産業でいえばこれが技術力にあたる部分だと思っている。

さて、このような環境でプログラマとして仕事をしていると
学ぶべき人がいない
のだ。
以前のオレならこの環境でそれを誇らしく思っていたかもしれない。
だがオレは過去の過ちからこれが幻想であることを知っている。
自分より優秀な人間など環境が変われば掃いて捨てるほどいることを知っている。
そして今はそういう環境で自分を磨き続ける必要があることも。

もういやだ。
このままここで時間を浪費したらオレはプログラマとして伸びなくなってしまう。
オレはこのような不満を社内(派遣元)の同僚達と書き込んでいるレンタル掲示板に書き込んだ。

するとある日。
何処でどう話を聞きつけたのか?
はたまた掲示板を見ていたのか?(コワ)
社長から一通のメールが来た。

続く...


今日の一言

必殺奥義「社長とメール」発動!!



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