Javaプログラマなオレがあえて言う。 インターネットビジネスで一発を狙うなら。 まあ、そんなチャンスが少なくなってきたという事実はおいといて。 それでもあえて狙うなら、今はRubyを学べ。 Perlもいいだろう、PHPもきっといいんだろう。 どっちもあまり深くは知らない。 でもなぜかオレの嗅覚はRubyだと言っている。 理由その1:キラーアプリ誕生 Ruby On Railsだ。 こいつはアプリケーション作成のためのフレームワーク。 知らない人はピンとこないだろう。 まあ、ぶっちゃけて言えばプログラマが楽をするためのツール。 作りたいものができる限り簡単に作れるようになるための道具だ。 何といってもその宣伝文句がわかりやすい。 「15分でBlogが作れる!」 これは強烈だ。 そしてJavaプログラマにとっては次の一言も聞き捨てならない。 「XML不要!」 Javaプログラマは、すべからくXML信者だ。 全てのデータはできればXML形式にしたほうが応用が利く。 だから設定ファイルやデータまで何でもかんでもXMLにしようとする。 オレもそう信じてた。 だけど、言われてみれば確かにそうだ。 本当にXMLにすべきなのか? 本当にその設定ファイルは他の場所で、他のツールに使いまわすのか? そこでしか使わないものならXMLにする必要もないのでは? 理由その2:やりたいことが早くできる Rubyはプログラマが楽をするために非常に工夫されている。 こんなことができたらいいな、って思うことの多くはできるようになっている。 そこが分かりづらい、とか秩序がなくなるなんていう批判もあるだろう。 オレもそちら側の人間だった。 Javaをやってるとどうしても仕様とかルールを先に考えてしまう。 言語仕様がそういうルールの塊なのだから仕方ない。 そしてそのメリットも確かにある。 だけど、Javaプログラマ達よ。 もう一度考えてみて欲しい。 プログラム言語って、コンピュータって何のためのものだった? 人間様が楽をするための物じゃなかったっけ? もちろんオレも自分が最初に本格的に取り組んだ言語、Javaは大好きだ。 Javaは辞めないし、他人に辞めろなどとも言わない。 だけどそれだけではRubyをやらない理由にもなりはしないのだ。 ルールや仕様を守るのはいいことだ。 だけど。 黄信号で止まることだけが本当に正しいのか? 理由その3:流行っていない 流行ってる方がいいんじゃないのって? 同じようなことは前にも書いたことがある。 それはプロ野球選手になろうとするのと同じことだ。 人生を賭けて野球に取り組んで、ダメになるのもいいだろう。 だけどそれよりは少ない努力でカーリングでオリンピックを狙うのはどうか? Rubyは言ってみれば今のカーリングによく似ている。 チーム青森(Ruby On Rails)のおかげで一瞬火がついた。 だけどそれは単なるブームで、もうじき落ち着くだろう。 しかしブームをきっかけに取り組んだミーハー達の中から本物が出てくる。 そしてそのうちにカーリングが本当の文化になってプロ化したとしよう。 その時に恩恵を授かれるのは、流行る前からやってた人達だ。 プロ化してから始めてもほとんどの人達は報われない。 もちろんRubyより流行ってない言語というのもたくさんある。 しかし、それでは本当にただ報われないままになる可能性が高い。 また、Rubyで第一人者になろうとしても、多分難しいだろう。 そうなるにはもう遅すぎる。 第一人者は既にたくさんいる。 Rubyは今、世界的大成功も難しいが大失敗もしない。 かなりの確率でスマッシュヒットを飛ばせる素材だと思っている。 これらの理由でオレはRubyをお勧めする。 もちろん環境にもよる。 一生、会社の中で業務アプリケーションの構築をするのならだ。 仮に将来の業務アプリケーションの多くがRubyで構築されるとしても。 もっと十分広まってから学習すれば済む話だろう。 しかし、プログラマの技術で新しいものを作りそれを世に出す。 特にインターネットビジネスだが、それならRubyがいいと思う。 そんなのはいつだって他人との競争だからだ。 早い奴が勝つ世界だ。 Javaで設計とかXMLの仕様とか考えている間にRailsで完成させてしまえ。 Javaプログラマが 「そろそろコーディングしようか」 なんていってる間にサービスを開始してしまえ。 お客さんを獲得してしまえ。 続く... 今日の一言 最近偉そうだな、オレ。 |