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起業準備

〜 またきた年俸更改の季節 〜



最近、忙しい。
そのほとんどは例のI社の社内システムの開発をやってるせいだ。
しかし、いつもいつも。
こんなときに限って会社の仕事が忙しくなったりする。
毎週更新をモットーとしているこの進行状況も先週はスリップしてしまった。
人間の能力はいくつかの方向に分散されるとロスが発生する。
どういうことかというと。
何か1つのことをやっているときは100%の力をそこに注ぎ込める。
しかし、やるべき仕事が2つになったとき。
50%ずつの力を2つに注ぎ込むことはできない。
感覚的には40%ずつくらいに減ってしまう。
合計しても80%だ。
残りの20%は頭を切り替える時間だったり、2つの仕事の間の調整だったり。
そういう余計なことに労力を奪われてしまうのだと思う。

ではこれが3つになるとどうか。
多分20%ずつくらいの力しか発揮できない気がする。
合計しても60%。
実に40%もの力が無駄に消費されてしまう。
だから理想の上司像としては、だ。
できる限り部下に集中できる環境を作ってあげるのがいいのだろう。
こまごまとした雑多な仕事から解放してやる。
事務作業が少なくて済むような配慮をしてやる。
こうすることで部下は、1つか2つの重大な仕事に集中できる。

最近自分が色んなことにチョロチョロと手を出している。
そして、その全てをあまりうまく対処できていない反省がある。
だから唐突だけどいきなりこんなことを書いてみた。


さてさてさて!!
そんな話はさておき。


年俸更改ですよ!奥さん!!!


つまりは昇給だ。
会社の売り上げは過去例を見ないほどに悪かった。
その罰則としてマネージャーは全員昇給なし。
しかし、一般社員は基本的に全員給料が上がる。
まあのんきな会社だねぇ、とは思うがオレとしてはそのほうが嬉しい。
さて、その報告を受けるためにマネージャーとの対談に挑んだ。
今回、オレが気にかけているのは昇格。
社員は全員、そのレベルに応じて10段階で格付けされている。
そしてオレはその中の5という位置に属している。
この格付けは年に一回上がる可能性があり、格付けが上がると昇給幅も大きい。
前回の更改の時はまだ働き始めて半年だったので、まずないだろうと思った。
しかし今回はどうか?
ひょっとしたら昇格の可能性もあるのかもしれない。
2人のマネージャーの前に座り、オレは話を聞き始めた。

「今年1年、本当によく頑張ってくれた。」
「君はとても優秀だし、何も心配していない。」
「これからもこの調子で頑張ってもらいたい。」

そんな歯の浮くようなセリフをいくつか聞かされた。
そして。

「この調子であと1年、今までどおり頑張ってくれたら、来年には昇格があるかもしれない。」

今年はないのかよ!
適当なおべっか使いやがって!!
しかも「来年にはあるかもしれない」だ。
「かもしれない」だ。
ないかもしれないってことじゃないか。
来年には僕もいない「かもしれない」って言ってやろうかと思った。
まぁそれはかもしれないじゃなくて、多分いないんだけどさ。

さて、昇格の可能性はあっさり否定された。
昇給の方はどうだったのかっていうと。

3%アップ。

今の年俸が710万だから、約20万のアップだ。
これでオレの年俸は730万を少し超えた。
まぁ、あれだな。
サラリーマンってこういうものなのかもしれんが。
一年なんとなく仕事してるだけで、給料って上がっていくんだな。
他の会社もこうなんだろうか。
来年もしオレが昇格すると、年俸は多分800万を超える。
しかし、700万で入社したときのオレと800万のオレ。
そこにどれだけの差があるのだろう。
100万円分、オレは成長したのだろうか。

何か違う気がする。
今の忙しさが一段落ついたら、次の仕事を検討しようと思った。

続く...


今日の一言

辞めるっていうの苦手なんだよなぁ

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