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テクニカルエンジニア(ネットワーク)前編



<概要>
(どっかの説明そのまま引用)
テクニカルエンジニア(ネットワーク)は、情報システム基盤(業務システム共有のシステム資源)の構築・運用において中心的役割を果たすとともに、個別の情報システム開発プロジェクトにおいて、ネットワークの専門家として開発・導入の支援にあたります。
ukkyo:「結局ネットワークに詳しい人ってことかな。」

<試験日>
2004年10月17日(日)

<経過>
8月19日
試験まで残り2ヶ月を切って思ったこと。
出遅れた。
オレは今までネットワークは少しだけかじってきた。
そこから来る安心感みたいなものがあって2ヶ月あれば十分、と思ってきたが・・・

普段、業務系Javaプログラマなオレにとってネットワークと言えばTCP/IPでまず事足りる。
TCP/IPを知らない人のためにレタスよりもざっくりと切って説明しよう。
ネットワーク上、要するに別々のPC同士が文字情報をやり取りするための仕組みだ。
とにかくこいつを使えば離れたPCに「HELLO」とか送れるようになるのだ。

これがあれば何が出来るか、いや、大抵のことが出来るし実際されている。
例えばメール。
これはPCがメールサーバに対して
「あいつに」(送信先アドレス)「こんな文章を」(メール内容)「送れ!」という文字列を送信しているだけなのだ。
もちろん日本語ではなくメールならメール用に定められた用語がある。
そういうのを総称してプロトコルと呼ぶのだ。
そうするとメールサーバがその命令を聞いてメールを送信(もちろんTCP/IPで)してくれるのだ。

他にはWEBサーバ。
全てのWEBサイトはブラウザメニューの「表示」→「ソース」とすればHTMLソースというものが見れる。
これはそのページのデザイン情報が全て書かれている文字列だ。
我々のPCはWEBサーバに対して「このページの」(URL)「ソースをくれ!」と言う文字をTPC/IPで送信しているだけだ。
するとWEBサーバもTCP/IPでそのページのソースを返してくれる。それをブラウザが解釈してきれいなページにしてくれるのだ。
まぁ、、、ここのページはあまりきれいではないが・・・・。

現在、ネットワークを利用して何かをするのにこのTCP/IPは避けて通れなくなっている。
家庭で言うと水道と同じ。
料理をするにも風呂に入るにも必要。
しかもどの家でも蛇口をひねるだけで簡単に手に入る。
別に川から汲んできてもいいけど誰もそんなことはしない。
殺菌もされてないし、そもそもめんどくさい。
TCP/IPもこれと同じでみんなが使ってる簡単な仕組みがあるから使いましょう、という感じで一般的になっている。

もちろんこのTCP/IPが今回の試験でもかなり重要な位置を占めていることには変わりない。
しかしオレは甘かった。
このTCP/IPの知識ににある程度の上乗せをすれば十分戦えると思っていたのだ。
オレの専売特許とも言えるアマちゃん精神は参考書を見てその間違いに気付く事になる。

あ、あの〜、LANケーブルの構造とか載ってるんですけど・・・。

TCP/IPのレベルよりもっと下の層の話だ。
どうやってTCP/IPが動いているのか、というレベルにまで突っ込まなくてはいけないようだ。
これは最近だらけきっていたオレに神様がくれたチャンスだと思おう。
これでオレはまた本気になれる。
8月20日
とりあえずこの本で勉強することにした。
3週間完全マスター テクニカルエンジニア[ネットワーク]
3週間でざっと全体的に勉強できるというのと、まだ読みやすそうという印象でこれにしたのだ。
21日分のカリキュラムになってるからとりあえずこれと同じペース、余裕があったら2週間くらいで読み終わろうと思う。
その後は実際に問題を解きながらわからないところは参考書やネットで確認となるだろう。
参考書も買わなきゃな。

今まで基本情報もソフ開も1試験1冊の原則でやってきた。
なぜかというともちろん金がないからなのだが今度ばかりはそれでは無理そうだ。
多分3冊くらい買うことになるだろう。
よし、頑張れオレ。勝負どころだ。
8月22日
LANの基礎を勉強中。
たくさんのコンピュータが接続されているLANネットワークがある。
例えばA、B、C、Dの4台がつながっているとしよう。
AからBにパケットを送信するときはどうなっているのか。

答えはなんてことのないものだった。
Aは送信元と送信先を書いたパケットを送る。
手紙みたいなもので「AからBへ」という情報をつけるわけだ。
そのパケットを送る。
どこに送るかってそんなもんAは知りまへんがな。
Aに繋がっているLANケーブルは1本しかないからそこに送るのだ。
そうするとどうなるか。
そのパケットはB、C、D全員に届くのだ。
そしてみんな送信先を見る。
そうするとAからBへ送信したパケットなのでC、Dはその内容を見ずに捨てる。
Bはそれを受信し、Aに対して返事が必要ならば送信する。
その返事もまたA、C、Dと全員に届く。
そしてA以外はそれを読まずに捨て、Aだけが返事を受け取るのだ。

実はこの他人宛のパケットを捨てずに取得する方法もある。
パケットキャプチャなるソフトを使うのだ。
フリーでも色々あるので検索するとすぐに見つかるだろう。
このパケットキャプチャは勉強やデバッグ、ネットワークの問題解決に使うにはもってこいだ。
だがこれを悪用すると他人が送ったメールの内容、ユーザー名やパスワードが全て丸見えになる。
企業では大抵これを防げるようなネットワーク機器を使用しているはずだ。
ハブという複数のPCを繋ぐ機器なのだがこれにはスイッチング・ハブとリピータ・ハブの2種類ある。
スイッチング・ハブを使用しているとまあ大丈夫(それでも頑張れば盗み見れるらしい)である。
オレは以前これを知らずにとにかく安いもの、という観点でハブを選んだ。
リピータ・ハブだった。
ま、うちのLANはオレしか使わんからいいけどね。
8月23日
またしても気づいたことがある。
今取り組んでる「3週間完全マスター」を3週間でやってたら絶対遅い。
間に合わん。
どうもこの本はかなり基礎中心っぽい。
何せ3週間だ。

オレは今回もいつもと同じく合格可能性95%のラインを目指している。
それにはこの本は2週間くらいで終わらせなくてはいけない気がしてきた。
よし、頑張ろう。
8月28日
う〜、忙しかった。
ここを更新する暇もなく、また勉強も電車内くらいしかできず・・。
今10日目まで進んでいる。
どうやら今勉強している本は3週間を1週間ずつカテゴリで分けていたようだ。

1週間目はLANについて学ぶ。
これは楽しかった。
勉強したいと思ってたことだ。

そして今2週間目に入っているわけだが。。
電気通信サービス全般についての知識を憶えさせられている。
電気通信サービスっつってもピンと来ないだろう。
オレもこない。
LANもその一つだろうが、公衆電話もその範疇に入るらしい。
もしかしたらテレビとかも出てくるのかも。
とにかくケーブル繋いで電波が流れるもの全てが関わってくるんじゃなかろうか。
これは・・・・キツイ。
はっきりキツイ。
しかもあんまり興味ない。
だってPC絡んでこないんだもん。
とにかくここはすっ飛ばすくらいの勢いで早く3週目のインターネットに入りたい。
最終的にはここの2週目の知識がネックになりそうだから勉強しないといけないんだろうけど。
8月30日
まだ10日目終わったとこ・・・・・。

ダメだ!!

めっちゃ嫌い!ココ!
やりたくない!

のぁあああああ〜〜〜〜〜!!!


・・・フゥ、フゥ・・・フゥゥゥ〜〜〜〜〜。
まぁ落ち着け。

よく考えろ。
嫌いじゃない、知らないだけだ。
今まで全く見たこともないものが立て続けに出てくるから動転してるんだ。
少しずつでも進んでいくしかない。
くそ〜時間が足りねぇなぁ・・・。
9月1日
11日目あたりからようやく面白いと思えるところに戻ってきた。
思えばここ数日きつかった。
オレはコンピュータが内部では1と0だけで動いている、とかそういう話は大好きだ。
でもね。
「どんなケーブルの中をどんな電波が流れたら「1」とみなすのか。」

そんなことに全く興味はない。

とにかく今日でやっと13日目が終わった。
なんかきっちり3週間ペースでやってるような。。
今回はまだ全然余裕がない。
いつになったら余裕がでてくるのかもまるで見えない。
9月3日
今日は有給とって会社は休み。
それを利用して14日目の学習終了。
つらく苦しい2週間を終えた。
しかしこの2週間目の学習範囲は絶対に後でネックとなってくる。
全然知識が足りない、理解してない。

まあしかし、今日はもう終わりだ。
ゆっくりと嫁の誕生日でも祝ってやろう。
9月4日
やあっとTCP/IP関連に戻ってきた。
これでようやく勉強している、って感じになる。
前まではもうとにかくチンプンカンプンで単なる読書になりかけてた。
よ〜し、今から取り返すぞ。

第15、16日終了!
9月7日
ようやく社内のネットワーク構築とかサーバに対する理解が問われてきた。
これこれ、これが欲しかったのよ。
オレの興味を刺激しつつ、今後の役に立つ知識。

しかし、これらの詳細を今ここで一気に書くことは難しい。
これじゃまたただの日記になっちまうな〜と思ってたところ、素晴らしいサイトの存在を知った。

3分間 NetWorking

なんだかもう、全部説明しちゃってるよ、事細かに。
いや〜ありがたい。
このサイトを参照して補足的に知識を得ながら・・・20日目まで一気に終了!
9月9日
しゅ・・・・・・終了!!
21日分終わった〜〜〜〜〜。
結局きっちり3週間かかっちゃったよ。。
して、「3週間完全マスター」の成果とは???

これがぜ〜んぜん完全じゃない。

しかし、手がかりはつかんだ。
土台、城を建てる時の石垣みたいなものは出来た気がする。
これからは問題集を中心に進めていく。
問題集はすでに買っているので明日からは電車内でこれを読む。
分からないことは会社で合間を見てネットや本などを手がかりに調べたり・・・。
9月12日
昨日、一昨日と体調を崩し勉強できなかった。
新たに買った問題集(ネットワーク完全問題集)を少しやっただけだ。
さて、ここらで試験の展望が徐々に見えてきた。

いわゆるテクネ、テクニカルエンジニア(ネットワーク)は午前、午後1、午後2に分かれる。
午前は今までどおり知識を幅広く問う問題となっている。
午後1、午後2の区別はまだついていないが午後はどちらも午前の知識をベースにしている。
その上でそれらの知識を使い、ネットワークの構築や運用を考えて解く問題だ。
回答は主に記述式になっているし中には70文字以内で答えよ、なんてのもある。

オレは今までの試験と同じくどうも午後の方が得意そうな雰囲気がしている。
といってもどちらもまだ合格ラインには程遠いのだが。
ただ午前勉強で得た知識に関する問題なら午後の記述形式でもさほど問題なく解けている気がする。
ま、あくまで気がする、だけど。

そんな理由で今回も午前の勉強を中心に進めていくことにした。
まずベースとなる知識を徹底的に叩き込もう。
結局なんでも基本は一緒だな。
スポーツするのもまず基礎体力だもんな。
9月15日
今はゴリゴリと午前中心の勉強をしている。
うまくいけば明日で一通りの勉強は終わる。
結構すんなりと進んでるのはたまたま問題集の問題数が少ないこと。
さらに毎度のごとく過去に勉強してきたことが役立ってるおかげだ。
やっぱりネットワークと言えども少しは他の分野が絡んでくるのだ。

と、ここで前から書こうと思っていたことがある。
特に午後の記述問題を解いたときに感じたことだが。

やっぱり一番大事なのは国語力。

何をするにもこれ。
まず読解力。
参考書の説明や問題文の意味をいかに速く正確に読み取るか。
これは恐らく全ての業種に必要なものだろう。
プログラムを組むにもお客さんが何を欲しいのか、話を聞いて汲み取らなければならない。

そして記述力。
書けるということは話せるということ。
両方大事な力であるのは言うまでもない。

これら国語力がない土台に勉強量を積み重ねても成長は遅いだろう。
全ての勉強成果は国語力に比例する。

学力 = 勉強時間 X 国語力

と言うのは大げさかもしれないが、そんな気さえしてきた。
なぜか分からないが今回のネットワークの勉強で痛烈に感じた。
どんどん文章を読もう。
本を読もう。
オレ的にはマンガでも何も読まないよりはマシと思う。
だからオレはマンガを読む。
9月17日
いよいよ今日から1ヶ月前。
昨日で午前部分の問題を一通り終わらしたので明日からは午後の勉強。
ソフ開と違って実務経験がない分野が大半なので苦労も多そうだ。

しかし、今の苦労は必ず将来の財産になると思っている。
オレは今回の勉強を含めこれからネットワークの知識をどんどん吸収していく。
今はどんなアプリケーションでもネットワークを抜きには考えられなくなっている。
業務をシステム化するのにもネットワークで一元管理。
ゲームもネット対戦。
それこそありとあらゆるものがネットワークを使用している。
今後ますます需要が増える技術だろう。

そしていつか。
このような知識を応用して画期的なソフトを作ること夢見ている。

さあ、後編へ続く!


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