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オラクルマスターSilver(前編)



<概要>
世界中で最も有名なリレーショナルデータベース、Oracle。
その販売元が実施している認定資格である。
SQL、Oracle入門、Oracle 9i DBA Iという3科目の試験を受けなくてはならない。
それなのに1科目の試験料が1万5千円とボッタクリの予感が少々するが・・。
ちなみに3科目は別々に集めてもいい。
最終的に3つ合格すれば取得になるのだ。
落ちればその度に1万5千円払って受けなおさなければいけないのだが・・・。

<試験日>
いつでも、受かる実力がついたと思ったら受ける。
しかしできる限り全速力で突っ走る。
データベース嫌いだから持久力が持たん。

<経過>
1月18日
先週、とある些細な出来事でオレはオラクルマスターSilverをとることを決意した。
といっても開発に携わっていない運用の女の子にオラクルの指導をされた、という
本当に些細な出来事だったのだ。

い、いや・・・ダメだろ、それ!

本も買ってきたし今日から勉強だ!
1月20日
今SQLとオラクル入門の勉強を始めている。
SQLは仕事で多少使ってるからすんなりいけそう。
オラクル入門は少してこずるかもしれんが量は少ないから大丈夫かな?
で、問題はいつ受けるか、ということだ。
運用の子を見返したい、というこの気持ちが持続している間に突っ走ったほうがいい。
だけど1回落ちたら1万5千円がパー。
しかもだ。
資格代は家計からでてるのだが落ちたら自腹を切って返さなければいけないとの指令が・・・。

もちろんうちの会社は資格補助なんてものは全くでないくせにただ取れ取れというだけだ。

いろんなジレンマの中、日程的な都合もあわせオレは手帳に書き込んだ。
1月31日、SQLとオラクル入門同時受験。
やるしかない!!
1月23日
あの子を見返すために始めたオラクルマスター取得プロジェクト。
とにかく早く取ることが大事だ。
「え?!もう取ったの?すご〜い!!」
を実現したいのだ。
ということでオレは今日3科目目の「Oracle 9i DBA I」の本を買って勉強を始めた。
これはもともとオラクルマスターSilverには必要ない科目だったのだが2003年10月から必要科目に追加された。
勉強してみた手ごたえによっては2月1日、前日に続いてぶっ続けの3科目目受験を狙っていたのだ。
1,2科目目はそんなに時間はかかんないだろうし3科目同時進行で勉強していく意気込みだ。
で、今日勉強した感想としては・・・・

え〜、甘かったです、すいませんm(__)m

ぶっ続け受験は諦めました。
金銭的な事情を考えると絶対に落ちてはいけない試験でなぜにそこまでギャンブルにでるのか?
結局オレはいつも周りを驚かせたり笑わせたりするために自分の人生をすり減らしている。
もういい歳してやめとけって、ホント。
何がぶっ続けの3科目受験だ、できるわけねーだろ!
このバカ!!
1月27日
今の勉強の仕方

朝・夕の通勤電車
 ・黒本と呼ばれる教科書で「DBA I」の勉強
帰宅後
 ・黒本で「DBA I」を少し勉強
 ・ネットや教科書で「SQL」と「オラクル入門」の問題を解く

今週の土曜日に「SQL」と「オラクル入門」を控えた身でありながら
今は主に「DBA I」の勉強をしている。
なぜか?
ぶっ続け受験は諦めたんじゃないのか?
そう、諦めはしたが急いでいる。
「DBA I」は今のところ来週2月7日の土曜日を狙っている。
そのためにしなければいけないことをしているのだ。
SQLなんかは経験がある分だけ余裕があるがデータベース管理や運用なんて
ほとんどできないし、したいとも思わない。

ってデータベース運用・管理のための資格なんですけど・・・。
1月28日
う〜ん・・・・不安だ。
甚だ不安だ。

この資格を取るにあたって超定番と呼ばれている本がある。
それがいわゆる黒本と赤本だ。
黒本は教科書、赤本は問題集という位置づけらしい。
そのほかにも模擬試験ソフトみたいなものもあるみたいだ。
だが今週土曜日のSQL、オラクル入門の試験にあたってオレは少し違った勉強法になってしまっているのだ。

まず定番の問題集、赤本。
お金がなくて買えない。
同じく教科書である黒本。
これは似たようなのが800円安く売ってたからそっちを買ってしまった。

主にその本だけで勉強している。
後はわずかな知識、経験とネットでの情報だけだ。
やばいかなぁ・・圧倒的にこなしている問題数が少ないことは自分でもわかる。

こうなりゃ・・・お金出してる人には申し訳ないが・・立ち読みか???
1月29日
今日、本屋に行って、赤本と呼ばれるものを探してきた。
帯に「赤本!」とか書いてくれてると思ってたけどそんなのは見当たらない。
とりあえず赤い本があったのでこれだろうと手に取った。
まことに、まことに申し訳ないと思いながらも18章立てのその本の7章まで解いてきた。

予感は的中。

まだ自信のあったSQLの範囲なのだがそれでもポロポロと知らない問題が出てくる。
この調子じゃオラクル入門の方はマジでヤバイ。
明日、罪悪感にさいなまれながらも残りの問題を解きに本屋に行くつもりだ。
試験当日の土曜日は午前中フットサルの約束があるから実質明日が最後の勉強かもしれない。
やるだけのことはやって、後は運任せだ。
1月30日
仕事が終わるとすぐに本屋に直行。
予定通り立ち読みで問題を解き始めた。
すると、意外にいるもんだ。同じようなことやってるのが。
ただ閉店まで読んでたのはオレだけだったが。

しかーし!これがまた結構難しかったのだ。
オレは自分の昼飯代、明日のフットサル代、もろもろのことを考えたが
仕方なく一番安い2400円の問題集を買って帰った。

明日は朝7時からフットサルという殺人スケジュール。
昼前に帰ってきて13時から試験だ。
せっかく買った問題集は電車の中で解くことになるな。

とにかく明日、結果が出る!!
1月31日
フットサルを大阪でやるため朝5時過ぎに出発。
スパルタ鬼教官にしごかれてフラフラになりながらも帰りの電車で勉強しながら11時ごろ帰宅。
12時まで少し勉強していよいよ試験場に向かった。

オレは週払いの小遣い制なので週末は金がないのだが・・・。
昨日無理して問題集を買ったため所持金は50円玉1枚、10円玉1枚、5円玉2枚の70円。
今日が初めての受験なのでIDカードを作るらしいのだがそのとき
「手数料として100円いただきます。」
とか言われたらその時点でアウトだ。

ドキドキしながら登録作業をするも特に金はかからないようで少しホッ。
隣でウマそうに缶コーヒー飲んでる奴を恨めしく思いながら、勉強を始める。
っと思ったら缶ジュースは「自由にお飲みください。」とのこと。
喜び勇んで熱い缶コーヒーをすすりながら仕上げの勉強をした。

1つ目のSQLに関しては大丈夫だろうと思っているから勉強もそこそこだ。
そしていよいよ入室。
試験が開始された・・・・・・・てォィ・・・。
難しくね????
いきなり複雑なSQL文が目に飛び込んだ。

長きこと蛇の如し
複雑なること迷路の如く

確実に血圧が上るのを感じた。
こんなの問題集でもあまり見かけなかったぞ。
最初は簡単な問題からじゃねぇの?
半べそで時間に追われながら進めていく。
オレはネット上でたまに見かける
”オラクルマスターSilverは誰でも取れる”
とか言うアテにもならない情報をある程度鵜呑みにしていたのだ。
「難しいじゃねぇか、バカ野郎!!」
やばいって時間足りないって。
最後まで悩みぬいた問題を結局どれか決めかねているところで試験は終了した。
20点中14点が合格ライン。
結果はすぐに出る・・・(ドキドキ)・・・16点、危ねぇ〜〜!!
もちろん選択肢を2つに絞り込んだ上での2択がたまたま当たった問題もあるはずだ。

オレは放心状態で待合室に出て缶コーヒーをもう一本飲んだ。
まだドキドキしている。
さらにもう一本、缶コーヒーが切れてしまったようなのでウーロン茶を飲んだ。
ふぅ・・・・少し落ち着いたか・・・無料(タダ)でよかった・・・。
SQLでこれだったらオラクル入門はホントにヤバイ、少しでも勉強しておこう。

といってもそれほど時間もない。
程なくしてオレは再度試験室に入らざるを得なかった。
少し諦めの気持ちが生まれ始めたのもしょうがない。
だが、これがまたフタを明けてみると・・
すんなりと解き進み、きっちり時間内に終了。
こちらは18点で合格。

なんだったんだろうか?
結局はランダムに問題が選ばれるから運が悪けりゃ難しくなるってことか?
とにかくこれでオレは試験代を自腹で払わずにすんだ。
あと1科目、来週受けるDBA Iに受かれば晴れてオラクルマスターSilverだ。

勝因?
昨日、一昨日の立ち読みでしょ、やっぱ(スイマセンm(__)m)

長くなったので後編に続く。




オラクルマスターSilver(後編)
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