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SJC-P(Sun Java認定資格)
<概要>
Javaの開発元、Sunが提供するJava認定資格のうちもっとも基本的な資格。
Java言語そのものに関する知識を問う。
<試験日>
2004年7月17日(土)
<経過>
7月3日
転職の事情でこの資格を取ることになった。
チケットもようやく届いたのでぼちぼと申し込もうとしているところだ。
この資格で問われるのはプログラム言語Javaに関する知識。
そう、オレがもっとも心血を注いで取り組んできた言語である。
試験問題と実務はまた別物とはいえ、やはり自分が一番時間をかけて取り組んできたものだ。
はっきり言ってこの資格が取れなければ今までの勉強は一体何だったということになる。
レベル的にも問題はそこそこ難しいが解答は主に選択式。
さらにそんなに高い正解率は必要ないらしい(確か52%が合格ライン??)。
今の心境を正直に述べよう。
特に試験用の勉強はしてないのだが
今受けても受かる。
それくらいの気持ちだ。
(ああ、これで落ちるわけにいかなくなった。)
でも他の資格や転職活動などいろいろ忙しいのでチャチャっと勉強してパッと取る。
いや、なめてるわけではない。
実際そう言えるくらい、Javaの勉強はしてきたのだ。
もし落ちたら・・・25000円がパーだが・・・・。
7月9日
おっと、思いのほか日にちがあいてしまった。
いや、ホントにかなり忙しいんだな最近。
パチスロ行く時間はあるのにってか。
いや、まあそう言わないで。
で、ようやくというか何というか、やっと申し込みをした。
このままじゃズルズルいきそうだったし少し無理をして予定を組んだ。
7月17日、来週の土曜日だ。
どのへんでスケジュール的に無理したかっていうと前日の金曜日が納期なのだ。
遅くまで残業している可能性もある。
土曜出勤なんて言われたら無理ですって断らなきゃならない。
なんとしてでも終わらせなければ。
で、これからの勉強方法だけどズバリ問題慣れ、これに尽きる。
基本的な知識は試験に十分な程度にはあるだろうから後はパターンをつかむのだ。
少し模擬問題を見てみたがやたらと引っ掛け問題みたいなのが多い。
そこさえ乗り越えれば後はオレの2年間の血と汗と涙と胃液の結晶ともいえる知識がある。
合格は揺らぐまい。
7月11日
友人に借りた模擬試験を解いてみた。
問題数は61問。
合格ボーダーラインは52%だ。
難なく解き終わって採点。
61問中50問正解。
正答率81%。
まあ合格するだろう、という点数なのだが・・・。
自分としては少し不本意だ。
なんかオレってJavaに関してはもっと頑張ってたんじゃないの?って。
そう思って解説を読んでみた。
すると実務中心で理解を深めてきたオレの弱点を見事につかれた形だ。
例えば予約語。
変数名としてJavaのプログラム中に使ってはいけないキーワードのことだ。
そんなのある程度は知ってるけど細かいとこまで憶える必要はない。
仕事では実際使ってみてダメだったらコンパイルエラーが出るからそれから直せば済む。
もちろん知ってたほうが知らないよりはマシってのは分かるけど・・。
とりあえずこれからこの模擬問題を毎日1回解いて勉強していこう。
でも無理して対策本とか買って正答率を高めるようなことまでは必要ないだろう。
7月16日
おい!
おいって!!
前日じゃねえか。
も う 前 日 じ ゃ ね ぇ か !
ずっと仕事が忙しくてやっと今日でひと段落着いたってのに・・。
祇園祭とか行ってていいのかよ!
今日はもう勉強は無理だ。
四条通を歩きながらビール飲んでたんで。
明日起きてから勉強。
ここで全ての仕上げをして本番でGO!だ。
7月17日(試験日)
朝10時に起床。
メジャーリーグ中継をネットで確認しながら模擬問題を解く。
結局これも2回しか解いてないな・・・・。
結果は前回とほぼ同じ感じ。
何も成長してない、そりゃそうだ。
そうはいってもこのままでも十分合格しそうだな。
と思ったが試験代を考えると万が一にも落ちるわけにいかない。
仕方ない、模擬問題でわかったオレの弱点を補強しよう。
実はこの弱点。
業務ではまず使わないことなのだ。
だからできれば勉強なんてしたくなかったのだ。
しかし合格をより確実なものとするためオレは頑張る。
さてそろそろ出かける準備もしなくては。
試験場はオラクルマスターで受けた場所。
もちろんコーヒー飲み放題の場所だ。
それでは行こう。
帰ってきたらよい知らせをお伝えするつもりだ。
7月17日(試験本番)
15分くらい前に試験場に到着。
受付を終わらせてやることは一つ。
そう、無料コーヒーを飲む。
オラクルマスターのときよりは少し金があるから心にも余裕がある。
遠慮がちに1本だけ飲み終わったころ、試験が始まるとの知らせ。
対策を十分にしてきたわけではないが落ちることはないと思っている。
それは今まで自分がしてきた努力に対する自信。
そう。
自信だと思っていた。
いつの間にかオレはまた悪い癖がでていたようだ。
知らぬ間に自信は慢心へ。
こういうときに何度も足元をすくわれてきた。
それをコロッと忘れていたのだ。
いつも嫁にも言われるがオレはまだまだ子供だ。
試験を始めた。
意外に難しかった。
家で解いた模擬問題よりはずっと難しい。
軽く8割、うまくいけば9割くらいとれると思っていただけに少しあせった。
自分の知らない知識を問う問題もいくつか出た。
だが知らないものは知らない。
いくら考えてもわかるわけ無いから適当に答えるしかなかった自分が情けない。
120分の試験時間のうち半分を少し回ったところで全て終了した。
9割も取れてるわけがないことはオレが一番よく知っている。
もう一度初めから見直して少しでも得点を上げる努力をしてみるか?
それは辞めておいた。
なぜか?
オレはこのとき無性にパチスロが打ちたくてしょうがなかったのだ。
ケンシロウがオレを呼んでいる。
「オレの名を言ってみろ。」
何度もオレにそう語りかけるのだ。
待ってろケンシロウ。
今そっちへ行くから。
オレはすかさずテスト終了。
結果はすぐ画面には出てこなかった。
オラクルマスターとは違うようだ。
オレは表で結果を受け取った。
合格ラインは52%
オレの得点は73%
まあ、合格なわけだ。
それはわかっていた。
しかしその得点率の低さを知り初めてオレは猛烈に反省した。
危なかった。
この試験がではない。
何でも適度な努力で要領よくやっていこうというオレの悪い癖。
それが出ていることに気付いていなかったということだ。
ただの資格試験だから落ちても2万5千円の痛手で済む。
思いっきり痛手だけど、まあそれで済む。
これがもっとオレの人生を左右する場面で出なかったことはラッキーだ。
また気持ちを新たに一から頑張ろうと思った。
次のSJC-WCはもっと時間をかけて勉強しなければ。
そう反省しながらオレは。
とりあえずパチスロに行った。
負けた。
むしゃくしゃしてSJC-WCの予約を済ませた。
7月24日、来週の土曜・・・・。
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