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テクニカルエンジニア(データベース)の結果と解説


さて、バイト開発で佳境を向かえる最中。
今回のデータベース試験の考察などを書いてみる。
もちろんプライベートの時間は全て開発につぎ込んでいるから今は会社。
オレはテキパキと仕事中という装いでいるのは言うまでもない。

今回の得点結果
 満点合格ライン得点
午前800600665
午後1800600655
午後2800600750

午前はまあ予想の範囲。
今までの貯金があったのでほとんど勉強していないから少し危なかった。
例年に漏れず、過去の問題からかなりの流用がある。

午前はひたすら過去問をやり込む。

それが午前対策の最善の手であることはもはや揺ぎ無い。
加えて基本情報やソフ開など他の試験分野からの出題も多い。
オレのように
基本→ソフ開→ネットワーク→データベース
と順番に渡り歩いてきた者にとっては既に大した試験対策はいらなくなっているのだ。

それとは対照的なのが午後1。
今回はここで完全にやられたと感じた。
ソフ開もネットワークもそうだが、午後1は時間との勝負。
解く問題量に対して圧倒的に時間が少ない。
試験までに問題数をこなして慣れておかないと相当厳しい。
そう、知っていたのだ。
それは知っていたのだ。
だからオレは最初から飛ばした。
それほど成熟していないオレのデータベース知識では絶対に時間が足りなくなる。
そう思って最初からかなり飛ばしたのだ。
だが、予想以上に問題が難しく感じられた。
難しければそれだけ時間もかかる。

4問中3問を選択して回答。
制限時間は90分。
ということは1問30分ペースで解かなければならない。
しかし、オレが最後の3問目を解き始めたとき。
時間は既に15分程度しか残されていなかったのだ。
あせるオレ。
問題文を読んでも全然頭に入らない。
しかも問題のしょっぱなから分からない小問が出た。

マズイ・・・。

混乱するあまり、オレはここである暴挙に出た。
それは、禁断の奥義とも言われる選択問題変更だ。
何とオレは、ただ問題文が短いという理由だけで別の問題を解き始めたのだ。
確かにそうでもしないと問題文読むだけで時間が無くなるような長文だった。
仕方ないといえば仕方ないのかもしれない。
だが、新たに解き始めた問題は今までまるで勉強したことのない組み込みSQLである。
やってはいけない。
普通はやってはいけない。
自分のプログラミング知識だけでそれなりに回答欄を埋めたものの、やはり正解とは程遠い。

午後1が終わったとき、オレのデータベース試験も終わった。
確かにそう感じたのだ。
その結果、午後2は非常にリラックスして受験。
どうせ採点されないんだろうけど、一応やっとくか。
本当にそんな気分だった。
その精神状態がよかったのだろう。
一番得点を取りにくいと思っていた午後2でなんと最高得点を取ってしまった。

今回の合格に関して一番意外なこと。
それはやはり午後1が665点もあったこと。
630点だったネットワークの午後2よりもはるかに手ごたえはなかったのだ。
やはり今年の午後1は例年になく難しかったのだと聞く。
そしてみんなが悪いからといって全員落とすわけにいかない。
撃沈組から一部お情けで拾われたうちの一人がオレだったということだろう。
ラッキーだったというしかないな。


さて、この資格。
取得するために必要なものはたくさんある。
一般的なデータベースに関する色々な知識など。
が、何よりも必要なのはテーブル設計の知識、経験だ。
今の業務システムには必ずと言っていいほどデータベースが存在する。
その業務が滞りなく勧められるようにデータベースのテーブル設計がなされる。
そのシステムにはどのようなテーブルが必要なのか。
求められる機能を全て実現するにはどうすればいいか。

逆に言うとテーブル構造がそのままシステムを表すものになる。
慣れてくるとテーブル構造を見ただけで業務内容が見えてくるのだ。

この商品販売システムはキャンセル処理が非常に難しい、もしくはできない、とか。
この図書館のシステムは同じ本を何冊も保有することが考慮できていない、など。
そういった問題点を見抜くこともできる。
もっと慣れるとその業務が日々どういう運用で進められるのか。
その姿まで鮮明に想像できるのではないか。

テクニカルエンジニア(データベース)は主にそこを重点項目としている。
問題内容も、あるチケット予約システムで・・・・。
など実際の業務からテーブル設計を徐々に完成させるようなものが多い。
さらにそこからデータを取得するSQLを書くなど、より実業務に近いのだ。

本来資格とはそうあるべきなのだが。
習うより慣れろ。
テクニカルエンジニア(データベース)はこれに尽きる。



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