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ソフトウェア開発技術者の結果と解説




では今回の得点である。
今までは基本情報と初級シスアド以外は点数を知るすべが無かった。
だが今年からソフ開や他の上位資格も自分の点数が調べられる。

 午前午後1午後2
満点800800800
ボーダー600600600
得点765745740

試験での手ごたえがあったので受かっているだろうとは思っていたがやはりうれしいものだ。
午前、午後1、午後2の試験区分をおおざっぱにわけると

・午前  = コンピュータの基礎知識の選択問題
・午後1 = 設計に関する問題
・午後2 = アルゴリズム実装に関する問題(ただし年度ごとに内部設計と交互)

という感じである。
オレの得意な順番でいうと午後2→午後1→午前という感じ。
そう、今回の点数結果の全く逆である。
これにはいくつか理由がある。

まずは午後2で考えすぎて凡ミスをしてしまったこと。
そして午前の選択問題においてまたまた勘がさえていたこと。
さらにオレのテストに対するテクニックというか、勉強法みたいなものがある。

どういうことかというと好き、得意な科目はそんなに勉強しなくても取れる、ということ。
苦手、嫌いな科目はもともとの予備知識も少ないから勉強しなくては点数が取れない。
しかしこれは逆に考えると勉強時間の差がそのまま得点の差に現れるのだ。
だからオレは勉強が好きじゃなかった。
受験勉強なんて特にかなりの時間配分を嫌いな社会の勉強に回していたからだ。

プログラマになって好きなことだけを勉強できるという今の環境はとても幸せだ。
だがこういう資格試験などでは広く浅くいろんなことを学ばなければならない。
合格するためには嫌いなものをたくさん食べなくてはならないわけだ。
その結果苦手科目の点数が得意科目を上回ってしまったのだ。

さて。
ではソフ開をとるために、どうすればよいのか検証しよう。

まず前提として午後2はアルゴリズムに絞って考える。
ソフ開は基本情報の上位資格といえる。
基本情報を取った人はその時点でかなりソフ開を取れる位置に近い、もしくはすでに取れる人だ。
基本情報の午前はそのままソフ開の午前に、午後は午後2に通じているからだ。
レベル的にはソフ開の方が難しいと聞く。
が、オレは午前、午後2についてはそんなに差は感じなかった。
もちろんオレは基本情報を取ったときの知識に上乗せして勉強したわけだ。
その分自分のレベルも上がっていたのだろう。

結局オレとしては午前、午後2は基本情報の延長でOKだと思う。
午前の勉強法は基本情報と同じ、基本の知識をつめこんだ後にひたすら過去問を解く。
これしかない。
今回は過去問からそのまま出たというのはあまり多くなかったようだがそれでも絶対に出る。
問題を知っていたら問題文を最後まで読むこともなく得点を取れるわけだ。
知らなきゃソン、というものだ。

午後2のプログラム問題は擬似言語と言われるもので作られている。
CとかJavaなどでなく、まあCに近いが、独自の文法で書かれたプログラムだ。
プログラム経験があれば慣れで解けるだろう。
しかし実装するプログラムは業務的なものとかではない。
スタックやキュー、リストなど基本的なアルゴリズムと言われるものを穴埋めで実装する。
C言語をやっている人に有利かもしれない。
しかし今回は非常に簡単だったようで満点者もかなり多い。
オレは・・・・凡ミスで2問間違い。
問題数が少ないからそれだけでかなり減点される。
しっかり冷静に考えれば解ける問題を確実に抑えていくような性格的なものも必要か。

だがやはりポイントは午後1の設計に関する問題だろう。
今回、ここでかなりの不合格者が出たようだ。
かなりの量の問題数を短時間で解くので時間が余ることはまず無いだろう。
オレも一応は全て解き終えたが見直しまでしている時間はなかった。
必要な知識も多岐にわたる。
暗号化技術、ネットワーク、UML、クラス設計、データベース・SQL。
最近特にSQLが重要になってきたようだ。

上に挙げたような全ての知識について精通しておければ問題ないがそうもいかない。
だからできるだけ問題から類推したり、ヒントを見つけながら考えて解くことになる。
実際そういう問題も多い。
例えば今年はUMLの問題が出た。
しかしUMLを知らなくても問題を見ながらUMLとは何かがある程度わかる。
そして見よう見まねで解けるようになっているのだ。
ただ全体的に時間が足りないことを考慮すると全ての問題でこれはできない。
時間がかかりすぎるからだ。

やはりできるだけ広い知識を身につけておくことが大事だ。
そして午後1の大問6問の中で1,2問は上のように類推で解いていけばいいと思う。
オレの場合は普段の勉強が功を奏し、ほぼ知っている知識だけで対応できた。

試験中いろいろな記憶が頭をよぎったものだ。

業務で書いたSQL
オラクルマスターの試験
電車の中で読んだネットワークの本
仕事をサボって読んでいた暗号化のサイト

それだけ幅広い範囲から出ているということだ。
知らなくても解けるが、問題を読んだときにドキッとしないためにも知っていたほうがよい。


さて、ソフトウェア開発技術者。
この資格が今後どれだけオレの役に立ってくれるかはわからない。

しかしこの勉強で得た知識は間違いなくオレの技術者人生に役立つのではないか。



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