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SJC-Pの結果と解説


SJC-Pに対するオレなりの分析をしよう。
これは位置的にはJava言語に関する資格のうちもっとも基本的なものである。
他にもJavaの資格はあるのかもしれないがオレは知らない。
資格としての価値を持つのは実際Sunが提供しているこれくらいだろう。
Java言語を使えます、ということを資格によってアピールするならまずこれを取るということになる。

で、オレが今回試験を受けて感じたこと。
全然基本的ではない。
もちろん中にはとても基本的な設問もある。
しかしその大半はかなりJava言語の仕様を理解しないと解答を導き出せない。
しかも選択肢が5個くらいあるなかで2つ選べとかあてはまるもの全部選べなどとくる。
完璧に理解していないと運の要素で当たる問題が少ないのだ。

この試験の問題をすらすら解けるような人はかなり言語仕様に詳しい人ということになる。
しかしさっきも言ったとおりSJC-Pは一番基本的な資格だ。
全てのJavaの資格を取ろうとする人たちの登竜門だ。
あまり詳しい人などそう多くない。
ではそのギャップをどう埋めているのか。
それが正答率なのだと思う。

合格ラインとなる正答率は52%とかなり低めに設定されている。
問題が難しいからそんなにわかんなくてもいいよ、ってことなのだろうか。
オレは個人的にはこのやり方はどうかと思う。
結局合格ライン上の人は運に頼る要素がかなり大きくなると予想されるからだ。

52%正解するということは52%の問題を確実に解いたわけではない。
実際は40%、もしくはそれ以下しか解けてないのだ。
そして残りの6割以上もの問題はできる限り消去法で選択肢を減らす。
そしてあとは勘で当てるしかない。
確かにその消去法の段階で知識が多い人ほどより選択肢を絞り込める。
そういう意味では実力のある人に有利であることは変わりないだろう。

こういう選択問題で運が合否をわけるのは普通によくあることなので仕方ない部分もある。
だが6割以上の問題に対してその運に頼らなくてはいけないのは少しやりすぎだと思う。
そういう風にしてギリギリの成績でこの資格を取った人たちには何が残るのだろう。
まあ資格が残るからそれでいいのかもしれない。
しかし本人にとって有益となる知識はあまり残らないだろう。

Javaを2年やってきたオレにとって有益な情報は結構あった。
それくらい深い部分の知識を問うている問題をよく目にする。

オレの結論。
あくまでオレの個人的主観による結論だ。

Javaを始めて間もない人。
そしてまずこの資格を取ろうと思った人。

やめたほうがいい。

もちろん仕事や就職の関係上必要だという事情があれば別だ。
しかし理想としては半分くらいの問題を確実に理解できるようになってから受けるのがよい。



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