まず今回の結果である。 基本情報は自分の点数がネットで調べられる。
午前・午後共にマーク式でどちらもボーダーを超えないと合格できない。 今回は比較的余裕をもって合格できたといえるだろう。 しかし、実際の事情は点数とは少しズレがあった。 午前は総合的なコンピュータに関する知識についての問題が幅広く出題される。 午後は主にプログラミング言語やアルゴリズムについての実践的な問題が出題される。 選択問題としてJava, C, COBOL, アセンブラから一つを選択する。 JavaプログラマなオレはもちろんJavaだ。 オレはプログラム言語、プログラミングに関しては本当に、本当に努力してきたから自信を持っていた。 過去の問題をやってみても普通に満点を取れる感じがしたからそれからは午後の勉強をしていなかった。 だからといって本当に何もしてなかったかというとそうではなく普段のプログラムの勉強は続けていたのだ。 だからそういう意味では毎日勉強していたのだが、資格に向けた勉強という感じではない。 オレの基本情報に関する勉強というのはそのほぼ全てが午前対策だった。 午前問題の大半は知識を問う問題、要するに暗記だけで対応できるものだ。 それ以外に計算問題などが出題されるが割合はそう高くないと思う。 800点中600点を超えるために一番必要なのはやはり知識、暗記だと思う。 勉強法について、最善の方法を考えてみる。 統計的な知識を身に付けるという意味で参考書を1冊読んで学習するということは必要だろう。 だが最も大切なものは過去に出題された問題を解くことだと痛感した。 普通大学受験などで過去問を解くというのはその学校の傾向に慣れるためとか実践練習的な意味合いが強い。 過去に出た問題がそのまま翌年出てくることなどないからである。 だが、基本情報処理に関しては全く逆だ。 過去に出た問題がそのまま出るのだ 基本情報だけではなく初級シスアドとかソフトウェア開発などで出題された問題も出ているようだ。 計算問題などの数字も全く変えずに出る。 選択肢もそのままだ。 これは数多く問題を解いた、努力した人が報われるように配慮しているのだろうか。 今年はこの傾向がさらに強く、かなりの問題数が過去問から出題されたようだ。 合格率もここ数年の中で最高の20%を超える数値をはじき出した。 だが、そんなに多く過去問を解く時間のなかったオレはその恩恵にあずかれなかった。 では、なぜ午前で9割以上の得点率をマークできたのか? それだけの実力を既に身につけていたのだろうか? 否 めちゃくちゃ勘がさえていたのだ 選択肢を2つか3つくらいに絞った後、えいやっとマークした答えの正解率が大きく確率上の数値を超えたのである。 要するに運がよかったのだ。 この運が逆に作用していたら落ちていただろう。 この幸運の割をくったのか午後問題はちょっとした勘違いで2問ほど落としてしまった。 午後は全部で33問しかないから結構な痛手だ。 結果、午後のほうがはるかに得意なはずのオレが今回の得点率に落ち着いたというわけだ。 資格というものは実力を現すための一つの指標に過ぎない。 資格があっても実力が伴っていないと何もならないわけだ。 だが、それでもとにかく基本情報の資格がとれればいい、という人へのアドバイスを最後に締めくくろう。 午前はわかりやすい。 まず参考書を1冊終わらせる。 そして後はひたすら過去問を解く、憶えるまで何回もやり直す。 これしかない。 午後はやはりプログラムに慣れることだろう。 こちらも過去問が大事なのは同じだとは思う。 しかしそれ以上にプログラムソースを読みなれるということが大事ではないだろうか。 ただ午後の勉強は特別にしていないので詳しいことは正直わからない。 オレが今までしてきたプログラムの勉強は主に読むことが8割、書くことが2割だったからそれを参考にしたまでだ。 芸術でも何でも始めは真似から始めないとうまくならない。 プログラミングももちろんそうだと思っている。 |