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アプリケーション・エンジニアの結果と解説


飲み会でフラフラと12時頃に帰宅。
そうそう、今日はアプリケーション・エンジニアの合格発表日なのだ。
合格者番号一覧を表示。
この番号を探すドキドキ感がたまんないんだよな。

が、そんなドキドキは殆どなかった。
一瞬だ。
もう一目瞭然である。
何せ同じ教室での合格者が8人のみなのだ。

「あ、オレの番号飛んでる。」

てなもんだ。
この間1、2秒。
では今回の試験結果と共に考察を書こう。

今回の得点結果
 満点合格ライン得点
午前800600免除
午後1800600695
午後2

オレが受けたのは午後1と午後2の2科目。
午後1はまあ予想通り。
もっと取れててもよかったかな、という気はするが全体の平均点が高かったのだろう。
他のところでも書いているが情報処理試験の得点は偏差値計算のような処理がされている。
単純な減点法、加点法ではないのだ。
そして午後2。
まあこれも予想通りって言えば予想通りなんだが。
なんとか合格しておいて欲しかったものだ。

まず午後1から解説しよう。
問1と問2が必須、問3と問4のうちどちらかを選択形式だ。
試験内容は業務系のアプリケーションにおける要求分析や仕様の作成だ。
そのままSEの仕事に直結するものである。
内容としてはソフ開の午後1に類似している。
ただソフ開はもう少しプログラマ向きのロジックが出題される。
それに対してアプリケーションはその辺が少な目。
オレのような開発志向の人間からするとぼんやりとしている。
正解が一つではない問題もそこそこにある。
そういう意味では逆に開発をあまり知らなくても取れるのかもしれない。
問題の業務が自分の得意分野であればなおさらだ。
例えば今回はレンタルビデオ屋の問題が出題された。
そういったバイト経験があれば半分くらいは簡単に取れるかも知れない。

次に午後2。
論文試験だ。
これも3つのテーマが出題される。
その中から1つ選択して計2400字以上にまとめなければいけない。
出来る限り実経験に即している方が書きやすいのは明らかだ。
しかし、自分の経験談が書けるような問題が出てくるとは限らない。
今回は残念ながらオレにとってピッタリくる問題はなかった。
なんとかこじつけで実経験に絡ませていくしか方法はなかったのだ。
オレは今回この論文で落ちたわけだ。
だが、落ちたというこでわかることもある。
自分に足りなかったものの中に採点比重が高いものが含まれているということだ。

論文で気をつけることは思うに大きく以下の2つ。

・何を聞かれているか
・どうわかりやすく伝えるか

聞かれてもいないことをダラダラと何千字も書いても得点はない。
また書こうとしていることが相手に伝わらなくても得点はない。
今回の設問はオレが開発時に行った工夫を問う問題だ。
実経験にマッチする工夫が2、3個しか思いつかなかった。
だからオレはその2、3個を出来る限りわかりやすく書くことを選択したのだ。
一つ一つにかなりの文章量を割き、丁寧に解説することに努めた。
多分これが違ったのだろう。
採点基準は恐らく回答した「工夫」に対する加点法だと考えられる。
一つ一つを丁寧に書くよりも嘘を交えてでも多くの「工夫」を書いたほうがよかったのだ。
確かに今から考えるとその通りだ。
人の文章のわかりやすさを得点に換算することなど非常に難しい。
ならばポイントとなる回答の数を数える方式にするのは必然である。
今後論文試験を受けるときはそこに気をつけるようにしよう。

さて、以上の分析を踏まえて気づいたことが一つ。
人によってはソフ開よりも取りやすい。
アプリケーション・エンジニアといえば一般的にはソフ開の上位資格にあたる。
だが、プログラミングのロジックなど細かいことが苦手な人にとってはこっちの方が楽だ。
午前試験なんて過去問題の総集編だし。
午後1はソフ開よりも大まかでとっつき易い(人による)。
午後2の論文さえクリアすれば晴れて資格取得だ。
これに該当する人はぜひチャレンジしてみてはどうか。

ただ、2400字の文章を手で書くのは想像以上にしんどかったことを付け加えておく。
くれぐれも二日酔いで行かないように。



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